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魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第二章
十四話 陸戦試合スタート!
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炎の中から再び現れたクラナは……
クラナ DAMAGE 50 LIFE 2950
殆ど全くと言っていいほどの、無傷だった。
「(そ、そんな!間違いなく直撃したのに、あの規模の炎熱砲撃で殆どダメージが無いって、ど、どう言う事!?と言うかあたしの隠し技最大出力だったのに!)」
「……今の砲撃」
色々な意味でショックを受けて混乱しているリオに、不意にクラナが声を掛けた。いやまぁ正確には本人がそのつもりなだけで傍から見ればそうとも思えないような呟くような言葉だが。
しかし目の前に居たリオにはしっかり届いたらしい。驚いたようにびくぅッ!?と反応する。
「は、はいっ!?」
「……いや、元々、両手で撃つのか?」
「え!?あ、いえその……」
クラナの言葉は、ぎもんだった。と言うのもクラナにしてみると、先程の砲撃は、彼がみた通りに両手で撃つよりも、片手に収束させてからの砲撃と言う方が、一般的な物のように思えたからだ。
収束魔法と言うのは本来、魔力をを一点に凝縮させることでその密度と圧力を高め、それによって威力を上げる魔法である。
さて、それを考えた時、実は先程のようにリオが両手で収束魔法を放つのには違和感が有る。
詰まる所、身体の一部に魔力を集めて射砲撃を放つ場合、両手を使うのは、どちらかと言うと両手に充填した魔力を放つか、魔力の制御が片手では上手く出来ない場合に限られるのだ。何故なら収束魔法の場合、凝縮する点は小さい方が良いのだから、必然、片手でやる方が威力は上がりやすくなるからである。
つまり前述した理由のどちらかがリオに当てはまると思ったのだが……
「その……はい。あたし、まだ上手く魔力の収束が出来なくて……それで、両手で……」
「……ふーん」
そう言うと、クラナは考えるように黙りこむ。指摘されたせいか、リオも黙りこむ……が、
「(って、違う違う!)」
いや何をしているのだ。今は試合中であってトレーニングをしている訳ではないのだ。明らかにクラナのペースに乗せられているではなか。
そう思い、次の攻撃に移ろうと構えを取って……気が付いた。
「……成程」
クラナの右手に、魔力が収束していた。それは火花が花弁のように舞う、オレンジ色の炎の魔力。
「え、え!?」
「それじゃあ……」
それをみて、リオは戸惑った。何故ならそれに、その魔力に“見覚えがあった”からだ。そうして、リオを更に混乱させる自体が起こる。
『お手本って奴を見せてやるよ!』
「!?」
一瞬、誰の声だから分からなかった、その快活な少年の声には聞き覚えが有る。有るが、しかし……!?
それを理解しきるより前に……
「!!」
[Discharge]
「“紅蓮拳”!!」
凄まじい量と密度の爆炎が、指向性を持ってリオへ
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