暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第二章
十四話 陸戦試合スタート!
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に向けてゆらりと手を伸ばして──


「ほい。捕獲」
「……ふぇ?」
「……え?いや何で滅茶苦茶目閉じてんの?つかなんで涙目!?」
気が付くと、コロナは濃黄色のバインドに捕獲されていて、目の前には焦ったような顔のライノの姿が有った。

「そ、その……何か、怖かったので」
「怖かったってお前……俺を鬼か何かと思ってんのか?ま、良いや。それ、念入りに付けたから動けんぞ。んで……」
と、不意に、コロナのバリアジャケットが解けた。

「え!?」
[マスタ〜]
「あっ!ブランゼル!」
「ほい。武装解除っと。んじゃ、メガーヌさんおねがいしまーす」
[はーい♪]
そう声が聞こえると、コロナはメガーヌの声と共に転移魔法陣に包まれて消えた。

────

陸戦場すぐ脇の、丘の上で、観戦者達は陸戦場を見ていた。
ちなみに観戦しているのはメガーヌ、セイン、ガリューと一戦目は使わない事にしたらしいフリード。それと……

「っわ」
「はい。お帰り」
「あ、えっと此処は……」
「観客席、飲み物飲む?」
そう言うと、転送されて来たコロナの横に立ったセインが水筒を差し出して、コロナはそれを受け取る。

「コロナ〜」
「あ、リオ!リオも負けちゃったの?」
「うん。クラナ先輩にドカッと」
「私もライノ先輩に……」
ちなみにコロナは精神的にいろいろな意味で疲れたが、それは敢えて言わないでおく。
さて、そんなこんなで、自分とライノ、クラナがどんな戦いをしたのかを話しだす二人を傍目に、傍観二人は話しだす。

「やっぱ、高等部組強いんですね」
「そうね……クラナ君もライノ君も、魔法戦技では折り紙つきの実力者だから、ちょっと今のリオちゃんコロナちゃんじゃ難しかったかもしれないわね」
そう言いつつ、しかしメガーヌは嬉しそうだ。何故かと言うと……

「それでね、なんでか分かんないけどバーッてクラナ先輩私の紅蓮拳を……」
「ライノ先輩もね!ほんのちょっとの時間で……」
「でも、すっかり憧れの先輩って言う感じだと思わない?」
「ですね」
くくく。とセインも笑って、二人は画面に目を戻した。

────

[クラナ!次の仕事よ!ルーが何か企んでるわ、多分要はなのはさんを全力で止めて!]
「っ……!はい!」
[これは……大仕事ですね]
『だね……行くよ!アル!』
[All right buddy]
クラナはそう言うと再び走り出す。

「さて、次は……」
[ライノ、予想より早く前衛二人が抜かれちゃったから、アインハルトの方を確実に止めてくれる?]
「お、了解。んじゃ行きますか、ウォーロックさん?」
[Yes sir]
ライノも、次なる相手の下へと向かう。

それでは、この二人を中心に、今回の試合を
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