第六話 なおの忍者オリンピック
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ヶ丘中を走り回るなお。それはもちろん出前の最中の闘破とあかねの目の前も突っ切っていった。
「どうしたんだ?なおの奴」
「おおかた馬風破の弟子になろうとしてるんとちゃうか?」
あかねの冷静にな分析に闘破は言った。
「なぬ!?どうして俺の弟子じゃないの?」
「そりゃ〜世界忍者で闘破が一番頼りなさそうやからやないの?」
「むう!」
あかねの一発にいじける闘破。だが、なおは闘破がジライヤである事は知らないのでその線は無いであろう。
そんなこんなで、なおは嵐を起こし地を駆けまわりながら七色ヶ丘を超え・・・隣町を超え・・・更にその隣町を超えながら馬風破を探すのだが、町はずれの神社に辿り着いた時点で肝心な事に気付いた。
「馬風破って何処に居るんだ?」
弟子になる世界忍者を決めたはいいが肝心の馬風破の居場所がわからない・・・そして七色ヶ丘に留まっているかと言う事であった。
それに気づかずにただ馬風破の弟子になる事だけ考えて街を二個超えたなお。
「て・・・ここは何処!?」
更に今思いっきり自分が見知らぬ場所に来たことに気付いた。
「はぁ・・・どうやって帰ろう・・・」
帰る方法に途方に暮れているとある気配が・・・
「てめえ!こんなところで何やってやがる!?」
現れたのはウルフルンだった。今日は七色ヶ丘以外の場所を攻め込もうとしたらしく町はずれまで来たところ、なおを目撃したのだった。
「え!ウルフルン!」
「テメエはキュアマーチ!ちょうど良いぜ!あの鬱陶しいジライヤや他の奴がいないうちに始末してやるぜ!!」
ウルフルンがなおに襲い掛かろうとした瞬間。
凄まじい風が巻き起こりウルフルンの背後を取った。
そして・・・
背中の仕込み杖でウルフルンの首筋を取った。
「テメエは!ひ!!」
仕込み杖の先端から金属の突起物が突出しウルフルンの鼻に突き刺さった。
「え?」
果たして何者かなおが確かめてみると・・・
「・・・去れ」
馬風破だった。
「ひえええええええええええええええ!!」
馬風破の勢いに押されて撤収するウルフルン。すると馬風破は仕込み杖を背中に納めなおの方を向いた。
「・・・無事か?」
「え・・・あ・・うん」
突然の馬風破の登場で混乱しているなお。
「・・・そうか・・・たまたま通りかかっただけだが・・・まぁいい」
そう言って馬風破がバイク・シャドーマッハに乗り去ろうとするとなおが止めた。
「何だ?」
「馬風破!あたしを弟子にしてください!」
「なに?」
なおの突然の言葉に疑問を抱く馬風破。
「本気か?」
「本気だ!あたしも強くなりたい
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