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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第一話「ロックマン/ROCKMAN」
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?」
すると、委員長の背後から大柄な男子生徒がズシズシと歩み寄り、タケルの元へと歩み寄ってきた。
「おら!チビ野朗?委員長が直々に注意してくださっているんだぞ!?さっさとその帽子を取らねぇか!?」
(その子犬ぶっ殺さねぇと、テメェからぶっ殺すぞ!?)
「っ……!?」
再び過去の回想が、このゴン太という男子と重なってしまい、タケルはトラブって席から飛び出して教室から逃げ出す。
「あっ!捕まえなさいゴン太!!」
「はい!」
ゴン太も続いてタケルを追いかける。

「ねぇ?今度なのはの家に住んでいるタケル君っていう子と会ってみたいな?」
「う〜ん……私は別にいいけど、タケル君は大丈夫かな?」
三年生の教室ではなのはは親友の二人に新しく家族になったタケルのことを紹介していた。機会があれば友人二人をタケルに合わせて彼の恐怖症を軽症させようと考えているが、
「でもさ?タケルって子は極度な対人恐怖症っていうんじゃないの?行ったら逆に恐がって、むしろ逆効果じゃない?」
と、アリサはそう告げた。確かに、なのはの友人だからといってタケルにとってはまったくの他人だ。まだ、自分の家族にも馴染めていないのに友人という他人をタケルへ接触させるにはいささか無理である。
「でも、タケル君には友達が必要だと思うの!だから、一人でも多く友達が出来ればきっとタケル君も自信を付けてくれると思うよ?」
と、なのはがいうが、そんな彼女に対してアリサは、
「でもさ、普通女友達が多い男子って少しからかわれるもんだし、男の子だったらやっぱり最初は男友達じゃないと……」
「そうかな?私はそういうの関係ないよ?今度タケル君と会わせてね?なのはちゃん」
消極的なアリサとは違ってすずかはタケルを友人として受け入れることに賛成だった。
「うん!今度紹介するね?」
だが、その時。
「おら!待てよ!?」
上級生と思われる声が叫んで届き、なのは達は教室へと出て廊下を見渡すと、そこには大柄な上級生が自分よりも背の低い、男子の肩を掴んで廊下の壁へと押し付けていた。
「ほら?帽子取れよ!」
「……!!」
嫌がってジタバタするタケルだが、
「ちょっと!やめなさいよ!?」
と、虐めと見てアリサが勇敢にも大柄な男子へやめるよう怒った。
「そうだよ!乱暴はやめて!?」
と、なのはも彼女に加わる。
「うるせぇ!下級生のチビ達は黙ってろ!?」
と、ゴン太はタケルの被っていた帽子を取り上げた。
「あっ……!」
そのとき、タケルは目を大きく見開いて次第に恐怖感が襲い掛かってきた。自分を見ている人間全てが敵意を抱いている、自分を虐めようとしている、自分を軽蔑していると、そういう妄想が彼の頭の中で幾つも浮かび上がってきた。そして、
「うわああぁ!!」
パニックに陥ったタケルは狂
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