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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第一話「ロックマン/ROCKMAN」
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たアルバート・W・ワイリーの企みを探っていた。
「ワイリーよ……何故お前はあの時道を踏み外した?」
思い起こせば大学生時代、二人は優秀な科学者であり、ロボット工学に優れた天才であったが、ワイリーはライトのように温和ではなく頑固であり、人間よりもロボットを愛したという欠点と自己の強大な傲慢によって彼は世界制服という野望を掲げた。
「早く適合者を探さなくては……!」

翌朝、タケルは早朝に起床して学校へ行く身形へ整えるとなのはよりも先に家を出て行った。ちなみに学校へは専用の制服を着て登校するのだが、越してきたばかりなので制服の発注の間もあるのでしばらくは私服で登校する事になった。そして部屋を出る途中、机に置手紙をおいて出て行った。
「タケル君?」
なのは達が起きてきた後も桃子はタケルがまだ寝ていると思い、彼の部屋の戸をノックしていた。
「タケル君?朝よ?起きなさい」
何度ノックしても反応がないため、彼には申し訳ないが戸を開けて揺すり起こすことにしたが、
「あら?居ない……」
ベッドからは脱ぎ捨てたパジャマ、学校用の鞄も机から消えていた。そして、その机の上には一通の置手手紙があり、「学校へ行ってきます」という一言が書かれていた。
「……」
時を同じくして、帽子を深く被り自転車で通学するタケルの姿が見られた。そんな彼の隣を一台のスクールバスが通り過ぎる。
「あれ?タケルくん?」
「ん?どうしたの、なのは?」
窓から自転車をこぐタケルの姿を見たなのはに、彼女の隣へ座る親友の一人、アリサが窓側を見るなのはへ尋ねた。
「あの自転車に乗っている子、タケル君っていうの」
「へぇ?帽子被っていて顔が見えづらいけど、何だかイケメンだね?」
「でしょ?帽子をとって素顔を見せてくれないかな……?」
一方、タケルは転入した学校でも帽子を被り続けていた。自己紹介早々、クラスメイト達に囲まれたが、タケルは一言も質問に答えることなくそのまま授業へとついた。
「……」
午前の授業を終え、昼休みの最中にて、
「すこしよろしくて?」
「……?」
グリム童話を読んでいるタケルに上品な口調で話しかけてきたのは一人の女子だった。ツインテールをした少女、確かこのクラスの委員長らしい。
「室内で帽子を被って授業を行うのは無作法でしてよ?さ、その帽子をお取りなさい?」
「え……?」
「早く!私のクラスは皆パーフェクトが決め手なの、服装も左方も完璧で無いと駄目なの!こうして日々清潔整頓に勤めたクラスが続けば先生方による私への人気度も上昇!ですから私のため、クラスのため、その帽子を取りなさい?」
「……!」
しかし、タケルは帽子を深く被って抵抗する姿勢を取った。
「あら、逆らいますの?仕方ない、ゴン太!おやりさない?」
「はい、委員長……」
「!
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