第一話「ロックマン/ROCKMAN」
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、ふと足元に何かが当たる感覚がした。
「……?」
足元には奇妙な金属物質があり、掌に乗るサイズで顔のようなデザインを象った物質であった。
「こ、これは……?」
「タケル君!急いで?」
と、なのはに呼ばれて、タケルは慌ててそれをズボンのポケットへと入れてなのはの後へ急いだ。
森の道を出たとき、丁度すずかとアリサが待っていた。
「あ、なのは!」
アリサが彼女を見て大きく手を振り、
「なのはちゃん!タケル君見つかったの?」
すずかは、なのはの後ろにつく少年を目にそう訪ねた。
「うん、それよりもこの子を早く病院へ連れて行かないと!」
彼女は両手に抱えるフェレットを見せた。
「本当だ!弱っている!?はやく病院へ行かないと」
四人は近くの動物病院へと駆け込み、医者に様態をみてもらうことにした。そのときは夕暮れで病院も閉院間近だったが、診察を受け入れてくれた。
「傷はそんなに浅くはないけど、ずいぶん衰弱しているみたいね?きっと、ずっと一人ぼっちじゃなかったんじゃないかな?」
と、フェレットを手当てした獣医の女性がなのは達に話した。
「李院長先生!本当にありがとうございました」
なのは達は優しくフェレットを手当てしてくれた事に礼を言い、タケルも静に頭を下げた。
「いいえ、どういたしまして。それよりもこの小動物はフェレットかしら?結構珍しい種類だけど……それにこの子、首に宝石を付けているから飼い主がいるのかしらね?」
と、李院長はフェレットらしき動物を眺めると、そこへ横たわっていたフェレットが目を覚まし、自分を書こうなのは達を見た。フェレットは見渡し、なのはへ歩み寄っていく。彼女へ懐いたのだろうか?すると、それをみてタケルが、
「あの、先生?これ……」
と、タケルは鞄から財布を取り出しそこからカードを差し出した。
「あら?これは……」
カードを受け取ると、それはクレジットカードであった。
「……お金の支払い…カードで……」
と、タケルが言うので委員長は笑って彼にカードを返した。
「いいわよ?だって君達のフェレットじゃないんだし、私だってお金を稼ぐために獣医をやっていないんだもの?」
その後、なのは達は病院を出て彼女はタケルに自分の友人の二人を紹介した。
「そうだ!タケル君、こっちの金髪の女の子がアリサちゃんでこっちがすずかちゃん、私の友達だよ?」
「……」
タケルは静に頭を下げた。
「よろしくね?タケル君」
と、すずかは上品にお辞儀をし、
「よろしく!それにしても、診察のお金出そうとしてくれるなんてしっかりしているね?」
アリサは自分らしく明るく挨拶をするが、友人二人はフェレットの事で今日の用事を忘れていた事に気づく。
「いけない!私きょう塾だった」
「あ、私も……」
「それじゃあ明日また皆でフェレッ
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