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星の輝き
第2局
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いろいろとヒカルに話しかけたが、ヒカルは何も答えなかった。黙り込むヒカルに対して、周りの大人達は何もできなかった。当然あかりも何もできなかった。一緒に遊んでくれなくなったヒカルに最初は怒り、他の子達と遊んだりもした。あかりは自覚がなかったが、かわいくて愛想がいいあかりは幼稚園のころから人気があった。いつも一緒のヒカルがふさぎこんでるのを幸いと、遊びの声はいくらでもかかった。
 
 でも、あかりは全然楽しくなかった。他の子と遊んでいても、ヒカルのことばかりが気になってしまった。やがて、あかりはヒカルの横に座っているようになった。
 幼稚園が終わっても、あかりはヒカルの家にいた。晩御飯に呼ばれるまで、ずっとヒカルの横に座っていた。そんな毎日が、10日ほどは続いていた。

「何で一緒にいるの。」
ヒカルの突然の問いかけに、あかりはびっくりした。
自分でもよく分からなかったから、
「何でだろうね。」
としか言えなかった。だから、
「一緒にいちゃだめなの?」
と、あかりは聞いてみた。
「ダメじゃないけど…。」
「ならいいじゃん。私はヒカルと一緒にいたいの。ヒカルと一緒がいいの。ヒカルと一緒じゃなきゃいやなの。」
そう言ってたら、なんだか泣きそうになってきたあかり。泣き顔を見られたくなくて、うつむいた。
 すると、横に座っていたヒカルが、あかりの頭をなでてくれた。いつものふざけ半分な乱暴な手つきではなく、パパみたいに優しいなで方にびっくりするあかりだった。
「さすがにこんな子どもに慰められてちゃまずいよな、オレ…。でもそうだよな、一緒じゃなきゃいやなものは仕方ないよな。」
「なによ、ヒカルだって子どものくせに。」
なでられて照れくさいのか、ちょっと乱暴に答えるあかり。でも、ヒカルの手をどけようとはしなかった。
「なあ、あかり。」
「なあに、ヒカル。」
「オレの話、聞いてくれるか?多分、信じられない話になると思うんだけど…。」
うつむくあかりを覗き込むように話しかけるヒカル。その表情は、とっても大人びてあかりには見えた。
「うん、ヒカルが話してくれるなら、私聞きたい。」
 
 それからのヒカルの話は、難しい言葉もたくさんあってあかりにはよく分からなかった。でも、ヒカルが真剣に話しているのだけは分かったから、あかりも一生懸命に聞いた。
 話し終えたヒカルに、しばらく考えてから、あかりが声をかけた。
「ヒカルはさいが好きなんだよね。」
「ああ。」
「さいもヒカルが好きなんだよね。」
「…多分。」
「だったら、会えないのは寂しいよ。私だったらヒカルに会えないのはヤダもん。」
「…でも、オレと会ったから佐為は消えちゃったのかもしれないんだぞ。」
「それでも…、私だったら、ヒカルと会った事がなかったことになるなら、消
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