−蘇った男、サンダー−
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いろ!」
ごもっとも。
「ならこっちはデュエリストの問題だ。レアカード=強いとか考えてるデュエリストじゃない奴は帰ってもらおう!」
『そうだそうだ!』
『遊矢の言う通りだ!』
『楽しいデュエルだった!万丈目は良くやったぜ!』
『サンダー!』
本校もノース校も関係ない、誰もがデュエリストとして万丈目を庇っていた。
「ぬう…」
「それに、文句があるならお前ら自身が来たらどうなんだ!?」
デュエルも出来ないくせに、デュエリストの領域に入ってこないでもらおう!
「帰るぞ!」
「あ、ああ…」
万丈目の兄貴たちが帰っていった時、また歓声が上がった。
友好デュエルも終わり、ノース校の連中を見送りに港にいた。
そこでは、みんなが万丈目の為に泣いていて、慕われていることが十二分に分かる。
それでも、俺に恨み事一つ言わないのだから、気持ちの良いデュエリストたちである。
「おめでとう、遊矢!」
「お、明日香か。」
話しかけて来たのは、明日香だった。
三沢たちとははぐれたのか、別れたのかは知らないが、一人だった。
「いや、昨日のコンボで助かったよ。」
「元々、あのコンボを入れてたのは遊矢でしょう。」
「いや、まあそうなんだが…」
あ。
そういえば、と思ってエクストラデッキの中から、《サイバー・ブレイダー》を取りだす。
先日明日香から、お守り代わりにもらったものだ。
「これ、ありがとな。」
「…それ、あげるわ。私はサイバー・ブレイダー四枚持ってるから、これからもお守り代わりに持っていて。」
「そうか?」
なら貰っとくか。
それから、あの時は危なかっただの話している内に、ノース校の潜水艦が出発する時刻になる。
「万丈目ともお別れか…またいつか、デュエルしたいな。」
「誰がお別れだ!誰が!」
声に振り向き、後ろにいたのは…
「万丈目!?」
「万丈目くん!?」
万丈目だった。
「万丈目、さんだ!貴様に借りを返すまで、俺はここに残る!」
元々、本校の生徒だからな…
「オシリス・レッドだがな。」
「ぐっ…黙れ三沢!」
三沢が合流する。
「オシリス・レッドってどういうことだ?」
「出席日数と、遊矢との約束でな。万丈目は「さんだ!」オシリス・レッドになったのさ。」
約束…?
あーあー。
昇格デュエルの時にノリで言ったのだ。
負けたら、一年間オシリス・レッドだと。
…忘れてたな。
「じゃ、これからよろしくな、万丈目。」
「何度も言わせるな!俺の名は!」
指を高く掲げる。
「一、十、百、千、
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