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に。叩かれた場所をさすさす撫でながら、フェイト達の今後について心配そうにしてるなのは達に微笑みかける。

「大丈夫。わたし達が全力でフェイトとアルフもサポートするよ。ね? クロノ」

「そういうことだ。まぁ、フェイトのそんな事情を偉い人たちに理解させる必要があるけど、僕や艦長、イリスには伝手があるんだ。心配しなくていいよ」

クロノと一緒に改めて微笑みかける。するとなのは達が一斉に立ち上って、「お願いします!」って頭を下げた。わたしは「うん、任されました」って返して、クロノは「ああ」力強く頷いて応えた。みんなの期待を背負った以上、何としてもフェイト達の処罰を軽いものに、出来れば無罪に近いものにしたい。

†††Sideイリス⇒フェイト†††

「母さんは・・・本当にもう居ないんですね・・・」

護送室って呼ばれる部屋に居る私とアルフはベッドに腰掛けて、食事を持って来てくれたリンディ艦長っていう偉い人から改めて話を聴いた。私が憶えているのは、虚数空間の中で母さんと話して、抱きしめられて、娘だって認めてもらえたこと。
そしてアリシアと一緒に生きていくようにって。妹なんだからお姉ちゃん、アリシアの言うことを聴くように。でもアリシアが間違っていたら、ちゃんと正すように・・・って。

(母さん・・・アリシア・・・)

母さんの顔から血の気が失せるのを目の当たりにして、それを思い出したことで暴れちゃって。認めたくなかった、母さんの死を。そんな暴れる私を抱きしめてくれたリンディ艦長。アルフも手を握ってくれて、何度も名前を呼んでくれた。それで私は落ち着くことが出来て、テスタメントとの戦いで負っていたダメージも治っていたこともあって、ここに移された。

「その、アリシアは・・・?」

「今は深い眠りについていて、目を覚ますのは明日以降って言われたけど、診断結果は異状なしだそうよ」

「そう、ですか・・・」

母さんが願った、アリシアの復活。それは確かに叶った。叶ったけど、そこに母さんは居ない。でも母さんは嬉しそうだった。自分の命を使ってアリシアを生き返らせる。それで満足って。なんか複雑な気分だ。アリシアの復活を素直に喜べない私が居る。憎いわけじゃない、嫌いなわけじゃない。

(たぶん、これは・・・恐い・・・?)

目を覚ましたアリシアは、私のことをどう思うだろう。自分のクローンだから、気味悪がるかも。それに、母さんを見殺しにしたって恨まれるかもしれない。そう思うと恐いんだ。アリシアと仲良く生きるようにっていう母さんの最期の願いを聴いたのに、上手く果たせるか自信が無い。

(私はこれからどうなるんだろう・・・)

未来が不安になってくる。決めたのに。自分を始めるために、今までの私を終わらせようって。母さんの最期の
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