暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic19そしてこれからを歩いて行こう〜The WorlD〜
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†††Sideイリス†††
アースラへと帰艦したわたし達は待機室に一度集まって、そこでテスタメントにボコられて受けたダメージの手当てをしてる。と言っても酷いのは魔力消費だけで、軽傷だったから傷薬を塗って包帯を巻くだけで事足りる。
そんな中、モニターに映し出される時の庭園の崩壊状況。わたし達はそれを黙って見守る。途中で激しいノイズが生まれて最後までは見れなかったけど、時の庭園は確実の崩壊した。モニターがプツンと閉じる。
「テスタメントちゃん・・・」
なのはが沈んだ声で呟いた。ここに戻ってくるまで散々泣いていたから、目が真っ赤だ。
「ねぇ。ホントにテスタメントは死んじゃったわけ・・・?」
「それは間違いないだろう。瓦礫に潰された状態で虚数空間に落ちたんだ」
「で、でも・・・フェイトちゃん達を助けたようにアノ鎖で――」
「すずか。君も見ただろう。彼女が完全に虚数空間に落ちる様を。君たちを上層に向かわせた後もなお僕が最後まで見届けた。彼女は、テスタメントは死んだ・・・」
アリサとすずかの希望を完膚なきまでに潰したクロノも、かなりヘコんでるのが判る。助けることが出来たのかもしれない。みんな魔力がすっからかんだったけど、何かしら方法があったかもしれない。それらを考える間もなく、試す間もなく、テスタメントは死んだ。見殺しに近いことをしてしまったわたし達。悲しむな、苦しむな。あの子はそう言っていたけど、どれだけ悪事を働こうが歳の近い子供が目の前で死んだ。それがわたし達を陰鬱とさせる。
「あの子には借りがあるのに・・・」
「死んじゃったら返すことも出来ないじゃん・・・」
「セレネ、エオス・・・」
この中で一番早くテスタメントと遭遇して戦ったセレネ・エオス姉妹。借り云々って話も前に聴いた。戦闘中にデバイスを落として、それを追って急降下、スピードが付き過ぎて地面に叩き付けられそうになっていたのを助けてもらったって言う。余計なことをして、って怒っていた2人も、さすがにテスタメントが死んでショックを受けてる。そして同じスクライアのユーノが慰めるように2人の肩に手を置く。
「クロノ執務官。イリスお嬢。みんなの治療は終わった?」
わたしのアースラ配属に合わせて出向した本局医務局所属の医務官、ティファレト・ヴァルトブルク――ティファがそう言って入って来た。みんなが手当てを終えているのを確認して「なんとかね」って答えると、ティファは「そう。では」って前置き。
「気を失っていたフェイトが先ほど無事に目を覚ましました。覚醒後は少々荒れてましたけど、リンディ提督と、彼女の使い魔のアルフのおかげで落ち着きを取り戻しました」
「「フェイトちゃん・・・」」「フェイト・・・」
唯一の救いは、フェイトが無
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