暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
三十一話:雪の女王(自称)
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「そ、そんな!!女王様が女王様じゃ無かった上に、男で、オカマで、魔物だったなんて!オレは、騙されてたのか!?」

 この期に及んで疑問形なあたりがやっぱりお馬鹿さんですが、地味に急所を突いてるあたりは私の教育の成果かね!

 自称雪の女王のブリザードマン的なヤツが、切れ気味に叫びます。

「うるさいっつってんだろ!この姿を見たからには、生かしては帰さん!死ね!!」

 勝手に見せたくせに。
 まあ、お約束だね!

 それより、死ねって言ったね?

 私も魔物とか散々倒してきたから、今さら綺麗事は言わないけど。
 だからって人型のものを、人間のようにしゃべって意志疎通ができるものを、殺すことに抵抗が無いとも言わないけど。
 こんな世界だから、いつかはこんな日も、くるとは思ってた。

 まだ、覚悟が決まってるとは言えないけど。
 決める準備は、出来てる。

 相手を殺そうとするからには、相手に殺される覚悟が。
 当然、あるんでしょうね?

 ……私は、殺されるつもりは無いけどね!

「わたしは、しにません。わたしたちを、ころすつもりなら。こちらも、そのつもりで、やります!ベラさん、モモ!いきますよ!」
「う、うん!」
「フーーッ!!」

 動揺しながらも返事を返してくれるベラ、私に言われるまでも無くやる気……殺る気?満々のモモ。
 ふたりと一緒なら、きっと負けない。

 絶対に、負けない!



 ……え?ザイル?

 なんか呆けてるし、知らん。
 勝手に、身を守ってろ!
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