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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
三十話:フルート泥棒のザイルくん
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、素直にそうすれば」
「え?それだけ、ですか?」
私たちにぶっ飛ばされたザイルが、氷では無い床に転がったまま、謝るでも無く、悔しそうに吐き捨てます。
うん、敵じゃ無かったね!
力押ししかしてこない上に、その力すら、私より弱そうだったからね!
それでも念入りにスカラをかけて、攻撃が全く通用しない絶望感を味わわせた上に、ベラにルカナン重ねがけしてもらって、私とモモで、フルボッコにしてやりましたがね!
ブーメランで遠くからだと圧倒してる感じがあんまりしないので、途中でひのきの棒に持ち替えて!
「よわすぎて、これでも、じゅうぶんですね?」
とか言って!
口ほどにも無いとは、このことよ……!
それでも心が折れずに負け惜しみを言ってくるあたり、なかなか根性があると言ってもいいかもしれないが。
「どろぼうを、してしまったら。かえせばすむわけじゃ、ないんですよ?やったことは、なかったことには、ならないんですよ?」
「ど、ドーラ?」
ベラが、戸惑ってますが。
言っても聞かない、反骨心溢れる馬鹿野郎の心を折ることも、目的のひとつだから!
反抗されて好都合ですね!
早目に折れておけば良かったと、すぐに思うようになりますよ!
「わるいことを、したら。かえすまえに、なにかいうことが、あるんじゃないですか?」
謝ったくらいで、簡単に許さないけどね!
「……オレは、悪いことは、してねえ!悪いのは、じいちゃんを追い出した、ポワンだ!」
ぶれないねえ。
だけどね?
「ポワンさまじゃ、ないですよ?」
「は?なに、言って」
「ザイルくんの、おじいさんを、おいだしたのは。ポワンさまじゃ、ないですよ?」
自分が正しいと思い込んでるその根拠から、まずは崩してあげますよ!
「おじいさんも、なんどもいったって、ききましたし。さっき、ベラさんも、いいましたよね?」
「……そんなのは!オレを誤魔化そうとして、ウソをついてるだけだ!」
ふっと鼻で笑う、私。
「そうかも、しれませんね。」
続けて、心底不思議そうに問いかけます。
「でも、なら、わたしは?ちからづくで、とりかえせる、いまの、わたしが。なんで、ザイルくんを。ごまかさないと、いけないんですか?」
「……!」
誤魔化すための労力を払ってもらえるほど、自分に価値があるとでも思ってるの?
そんなに無様に床に転がってるのは、なんでだったかね?
「おじいさんなら、ザイルくんが、たいせつでしょうから。ウソでも、そういったかも、しれませんね?」
「……」
私からしたら、全くどうでもいいけどね!
悪ガキの度が過ぎた、馬鹿野郎とか!
「わたしが、ウソをついてると。ほん
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