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ハイスクールD×D混沌竜のドラゴンスレイヤー来る!!
第2章 戦闘校舎のフェニックス
第7話 部長のお家騒動
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ところ、フードの女や匂いからしてライザーの妹?、それ以外もたいしたことないな、俺なら勝てるが、今のイッセーじゃ
赤龍帝の籠手
(
ブーステッド・ギア
)
を使っても倍加の前に負けるな。
「てめぇなんざ俺のブーステッド・ギアで今ぶっ倒してやる!」
『
Boost
(
ブースト
)
!!』
イッセーはブーステッド・ギア発動し、構えた。
ライザーはそれに嘆息するだけ。
「ミラ。やれ」
「はい、ライザーさま」
ライザーの眷属の一人、子猫と同じぐらいの小柄で童顔な女の子が動いた。長い棍取り出し、器用に回したあと構えた。
!まずい。
女の子が動くと同時に動きイッセーと彼女の間に入り、棍の一撃を片腕で受け止めた。
ドゴッ。
「!?」
「え?」
ライザーの眷属の子はいきなり現れた俺に驚いていた。いつの間にか自分とイッセーの間に入って来たのか解らず、自分の一撃を片腕で止められたためか、あぜんとしている。
イッセーはイッセーで、何が起こったのか分からず、呆けた顔をしている。
「・・・こっちの
馬鹿
(
イッセー
)
から吹っ掛けたが、いきなりだな。これがフェニックス流の対応か?ならこっちも
俺
(
ドラゴン
)
流のやり方で答えてやるよ―――」
俺は魔力をねりあげる。口内で魔力を変換し、純黒の波動、混沌に変えていく。歯の隙間から純黒の光が漏れる。
「や、やめなさい!ジオ」
「駄目です。先輩」
「いけませんわ。ジオくん」
「ジオ君、ここは抑えて」
俺がしようとしたことに気付いたため部長達が止めてきた。俺はしぶしぶ魔力を止めた。
掴んでいた棍を放し、部長達の後にさがった。
「リアス、ゲームは十日後でどうだ?いますぐやってもいいが、それではおもしろくなさそうだ」
「・・・・・・私にハンデをくれるというの?」
「それぐらい俺とおまえには差がある。あまりに差があるとゲームがおもしろくないだろう?」
ライザーは完全に上から目線でさらに話てくる。
「感情論で勝てるほどレーティングゲームは甘くないぞ?下僕の力を引き出すことこそ王の資質が問われる。いくら才能があろうと活かせず敗北する者を俺は何度も見てきた」
「・・・・・・・わかったわ」
「キミなら十日もあれば下僕をなんとかできるだろう」
そう言うとライザーが手のひらを下に向けると、魔方陣が光を放つ。
ライザーはイッセーに視線をむけた。
「今回は仲間に助けられたが、いくら
赤龍帝の籠手
(
ブーステッド・ギア
)
を持っていても使い手がそれじゃあ宝の持ち腐れだな。リアスに恥をかかせるなよ、リアスの兵士。おまえの一撃がリアスの一撃なんだからな」
イッセーの顔が歪む。今の言葉は部長を想って
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