第二幕その六
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。巨体だが何とか隠れることができた。それと入れ替わりにそれまで見張りだったメグが大慌てで来たのだ。
「奥様、大変なことになりましたわ!」
「芝居でないの?」
アリーチェは側に飛び込んで来たこっそりとメグに囁く。
「そこまでする必要はないわ」
「御主人が」
「主人が?」
「戸口のところで間男を捕まえるって大声で叫んでおられるわ」
「お芝居じゃないのね」
「本当よ」
真顔で、しかも小声でアリーチェに囁く。それでもう充分だった。
「もうえらい剣幕でね」
「ああっ、アリーチェさん!」
今度はクイックリーが窓の外を見て叫ぶ。
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