拝啓お母さん。これが彼女との出会いです
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は日の陰で、夜は闇に向かって僕を読んでください。では、僕達はこれで失礼します」
いつの間にか周囲は闇に包まれ、空には星が輝いていた。その闇に溶けていく僕達三人。いつしか海浜公園には万里谷ひかりただ一人となっていた。
盲目で足の不自由な少年ルカ君が闇に溶けて姿を消した後、おぼつかない足取りで自宅まで帰った。
そして気づけばいつの間にか布団に横になっている私。どうやら夕食もお風呂も無意識に済ませていたようだ。
「ルカ君か・・・」
小さく呟く今日出会った羅刹の君の名前。
今日は驚く事ばかりだ。困っていると思って手助けした男の子がスッゴく美形で同い年ぐらいで、お金持ち。それでも驚くのに更には私達の王である羅刹の君。なんでか神様を従えていたがその神様に謝られて頭まで下げられちゃった。おそらく神様に謝られた一般人はこの世で私、只一人かもしれない。
それでもテンションがあがるのに別れ際にルカ君が言ったあの言葉はまるで騎士のようではないか。
「きゃ〜〜〜〜〜♪」
耳年増な私だがいざ、自分が対象となるとあまりの恥ずかしさに悶えるのだった。
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