A’s編
解せぬ
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放課後
なのはとアリサは帰宅。すずかも途中まで一緒らしいけど、図書館に寄るから途中で別れるらしい。慎吾は美愛連れて一緒に遊びに行く。オレとアリシアは晩御飯の買出しに行ってから帰宅となっていた。
「あー、やっぱり学校って楽しいねっ!」
アリシアがオレの隣で無邪気に笑う。
「フェイトもこっちに来たら学校に通うのかな?通うとしたら、お姉ちゃんとして友達作るの協力しなくちゃだねっ、陽龍!」
「んー、多分フェイトはすぐに友達ができるぞ?アリシアと同じで」
「そうかな?二週間フェイトと暮らした感じ、緊張しまくりで自己紹介に噛んじゃって真っ赤になって黙っちゃいそうだよ?」
妙に具体的だった。しかも割とありそう。
「なんかフラグみたいだからやめとけ、アリシア。って、そうじゃなくて・・・いや、そうなんだろうけど、オレたちの友達に、すぐ話しかけてくれる奴がいるだろう?」
オレがそう言うと、アリシアは考える素振りをする。
「あ、アリサとすずか!」
「正解。ま、オレと美愛となのはは既に親友だし、アリシアはお姉ちゃんだろ?」
「うんっ!フェイトはわたしの自慢の妹ちゃんだよ!あ、そういえば陽龍、たしかフェイトと撮った写真あるでしょ?あれ、一枚ちょーだい!」
フェイトと撮った写真・・・?
「あ、プリクラか?あれ、一枚しか持ってないんだよ。代わりにヤミの方からレフェリアにコピーを転送しとくよ」
「うん。ありがとうね、陽龍、ヤミ」
<これくらいどうってことないです、アリシア。レフェリア、準備を」
<もう既に完了してるよ、ヤミ。・・・ん、フェイトとヒリューが写ってる写真だよね?確認したよー>
「ありがと、レフェリア」
そう言ってアリシアは自分の耳についているイヤリングを軽くなでた。
そのイヤリングはレフェリアの待機状態で、前にオレと美愛があげたストラップのように、三色の雷が催されたイヤリングだった。
本来ならば学校につけて行ってはいけないのだが、先生(といっても奈々ちゃん)に頼み込んで許可をもらった。
奈々ちゃん曰く「真面目な子の言うことだし、どっかの要注意人物のいうことじゃにしっ!。と力説された。
解せぬ。
「ってか、なんでプリクラあること知ってんだ?」
「おかーさんと暮らしてる時に、たまにフェイトが眺めてたの、よく見かけたから。その時のフェイト、わたしが話しかけても気づかないくらいなんだよ?きっと陽龍のこと、好きなんだなーって思・・・陽龍?なんか顔、赤くない?」
さっきまで前を向いて話していたアリシアがオレの顔を覗き込んでくる。
「な、なってない!気のせいだ!ほら、早く帰るぞ!」
「あ、待ってよ陽龍ー!わたし走るのは好きだけど、得意ではないんだからー!陽龍ー!」
フェイト、
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