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ヘタリア大帝国
TURN81 内戦介入その十二
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ていうか実際にしてない?」
 キャロルは少し懸念している感じだった。
「軍で亀裂が出来たらまずいわよ」
「それはその」
「というかね、普通海軍だけでしょ」
 キャロルは日本帝国軍の立場に己を置いて考えてみてそのうえで日本妹に対して言った。
「陸軍は海軍の下にあって」
「他の国で言う陸戦隊ですね」
「それになるでしょ、普通は」
「我が中帝国でもそうです」 
 リンファがまた言う。
「それは」
「そうそう、分かれていたらよくないと思うけれど」
「それでいいいというのは」
「かなりわからないけれど」
「何でも。国家を護る両輪が必要だと」
 日本妹は柴神の言葉をキャロル達に紹介した。
「それで、ということらしいです」
「ううん、そうなの」
「それでなのですか」
「それが柴神様のお言葉です」
「だったら他国のあたし達が言うことじゃないけれど」
「内部での衝突は止めて下さいね」  
 キャロルとリンファは自分達の懸念を日本妹に話した。
「これからアステカに連合国との戦いがあるから」
「内から崩れたらどうしよもないですから」
 他国から見ても日本帝国においての海軍と陸軍の関係は気になることだった、そうした話をしているうちに時は過ぎていく。 
 遂に一時間経った、五時になってだった。
 部屋の扉が開いた、ここでようやく話が動くのだった。

TURN81   完


                   2012・1・12
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