第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第52話:想い
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(キングレオ)
ウルフSIDE
何やら騒がしいキングレオ城に、手に入れた魔法の鍵を使い勝手に入る俺達。
城内があまりにも混乱しているので、コソコソする必要も発生しない。
お陰で久しぶりに抱き付いてくるマリーの巨乳を堪能出来る。
チラリとリューノを見たのだが、苦笑いで遠慮してくれている。
何だか罪悪感で胸一杯だ……
彼女の柔らかい胸が腕に押し当てられているのに、100%楽しめないなんて……早く打ち明けて楽になりたい。
しかし、今ここで言う訳にもいかないだろう。
人目もさることながら、敵陣でマッタリ痴話喧嘩をおっ始める事は出来ない。
宿屋で二人きり……いや、三人だけになる時じゃないとダメだろう!
だからムリしてでも何時もの自分をマリーに見せ付けようと……
「う〜ん……やっぱマリーの巨乳は最高だ!」
と、不謹慎全開でマリーの身体を揉みまくる!
「アンタこんな状況だってのに、何ヤラシいことばかり行ってんのよ!?」
俺の気持ちも知らないで、アリーナ姫が突っかかってくる。
「うるせー! お前みたいな貧乳には、揉むところがないから誰も相手してくれないだろうが、マリーは可愛い上に最高バディーで心地良いんだよ!」
ごめんねアリーナ姫……本当は貧乳を馬鹿にする気はないんだ。だってそっちも大好物だから!
「な、何だと煩悩野郎……」
「ウルフ、言い過ぎだぞ!」
アリーナ姫の怒りを抑え、俺に注意をしてきたのはリュカさんだ。俺以上の巨乳フェチのクセに、何を偉そうに……
「アリーナにはちゃんと青臭い彼氏のクリフトが居るんだ……未だに童貞だから人前で彼女の乳揉む事が出来ないけど、空いている部屋を見つけて二人きりにすれば、忽ちアリーナは白濁液まみれにされちゃうんだゾ!」
流石はリュカさん……ご本人達を前にしても怯まず言ってしまう神経の図太さ。
「な、何を言うんですかリュカさん!!」「リュ、リュカ! わ、私達は……」
一緒に旅を続けてきて、本当に童貞と処女なんだな。
二人とも顔を真っ赤にして恥ずかしがってる。
青臭いカップルを見て、若かりし頃の義兄カップルを思い出してると……
「ぬおおおぉぉぉぉぉぉ……」
と、誰かの雄叫びが聞こえて……近付いてくる! 何か凄く鬱陶しい……
「あ、ライアンちゃんだ……どうやら無事だったみたい」
「マリーのお知り合い?」
何か知ってそうだったのでマリーに確認を取ると、俺の顔を覗き込みながらコクンと頷く可愛い仕草……あ〜ん、彼女も彼女も捨てられな〜い!
「ぬおぉぉぉぉ……うぉ!? マ、マリーではないか! おヌシも来たのか……そちらの方々は?」
雄叫びが角を曲がって目の前に現れる
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