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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第52話:想い
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と、マリーの事に気が付き停止して質問してくる。
ピンク色の鎧を着た厳つい髭のオッサン……アリなの?

「あ、うん。紹介するね……コッチのイケメンがお父さん。そしてコッチの金髪イケメ「居たぞー!」
マリーがリュカさんを先に紹介し、次いで俺の事を紹介しようとしていると、ピンクのオッサンがやって来た方から、多数の兵士が凄い形相で現れた。

「うむ……話は後だ! まずは奴等を遣り過ごさねば……しかし目的の場所が見つからなくてな!?」
「ラリホー」
このオッサンも理解してるらしく、兵士を殺す事なく問題解決を考え、ともかく逃げる事を優先させる……だから俺が魔法で問題を解決させた。

「こっちです……キングレオは隠し部屋に居るはずですから」
そして俺はクールに皆を案内する。
きっとマリーと共に旅してきたオッサンは、ちょっとはその気が芽生えているはずだから、今のうちに俺の凄さを見せ付けて、諦めを植え付けておかないと!

「う、うむ……なかなかやるではないか!?」
「良いでしょ! 彼が私の彼氏なのよ。格好いいっしょ?」
俺達は静まりかえった城内を、キングレオ等が居る隠し部屋へと歩む。

「なぁ、何と……マリーには……か、彼氏が……い、居たの……か?」
やはり……狙ってやがったな。
「居るわよぉ……こんな美少女に彼氏が居ない訳ないじゃな〜い!」
しかもその彼氏は今、浮気中だ。浮気相手も直ぐ側に居るし……

「それよりぃ、ホイミン君は見つかったの?」
「うっ……い、いや……それが何処にも……」
ホイミン?
聞き覚えのある名前だが……ホイミスライムの事か?

「ここに隠し部屋があり、中にはこの城の主……キングレオが居るはずだ。奴にそのホイミンの事を聞いてみよう。何か知ってるかもしれない」
兎も角この事態を終わらせたい俺は、聞きたい事を後回しにして目的到達へ先を急ぐ。

ウルフSIDE END



(キングレオ)
ライアンSIDE

な、何と……まさかマリーに彼氏が居たとは!?
そ、それも認めたくはないが結構な色男……
腰には大きな剣を携えており、先程の魔法(ラリホー)も鮮やかだった。
剣術で負けるとは思わぬが、魔法を織り交ぜた戦い方をされると……

い、いや……今はそんな事を考えてる場合ではない!
マリーの彼氏が導いた隠し部屋に入り、玉座に座る巨大な獅子の様な化け物に意識を集中させねば!
コイツからホイミンの事を聞き出し、この国を平和にしなければ!

「おい……あの間抜け面がボス?」
意を決してホイミンの事を問いただそうとした瞬間……
マリーのお父上が気の抜けた声で話し出す。

「えぇ……リュカさんから見れば間抜け面の雑魚モンスターですけど、この国を牛耳ってる諸悪の根源、キン
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