序章 第一話 孤独な闇の王
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あの大戦から30年がたった。ここは闇世界の中心。ここに闇世界の王家の城がある。はっきりいってかなりデカイ。(ハリー・○ッターのホ○ワーツより少しデカイぐらい)
その城のとある部屋に、彼はいた。外見こそまさに凶悪な怪物。闇の王ヴリトラである。
ヴ「....はぁ...なにもやることがない...」
彼はとてつもなくヒマだった。戦い好きだが戦いに飢えている訳でもない。むしろそれよりももっと大きい何かがヴリトラを押し付ける。
ヴ「...じっとしていてもさらにヒマになるだけだ。ちと散歩にでも行くか。」
と彼がイスから立ち上がったその時
「ヴリトラぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!覚悟ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
と叫びながら何者かが後ろから襲いかかってくる。だがヴリトラは慌てることなくコイツに
ヴ「フン!」
バキッ
カウンターをくらわした。
「door!!?」
ドサッ
襲いかかってきた男は妙なリアクションしながら倒れた。その男はヴリトラがよく知る、いや嫌でも知ってしまう男だった。
ヴ「親父....なにしてんだ?」
襲ってきた男の正体は初代闇の王ダークネスキング(ヤマタノオロチ)、ヴリトラの父であった。
ダ「何をって...お前を驚かそうと思ったの!悪気はなかったのにあんなに強く殴られるなんて....!」
ヴ「いきなり襲いかかってくるテメェが悪い。てかさっきのリアクションはなんだ?」
ダ「実はある動画サイトを拝見した際、私に似てる感じの者がいてね...少々その者のセリフを使ってるという訳だぁ!」
ヴ「あっそ、知らね。それよりおれ散歩行ってくるから。」
ダ「おk、じゃあね〜♪」
城を出て、はずれの野原まで来た。そして愚痴り続けながら歩いている。
ヴ「あのアホ親父、てかあのバカップル、いつになったらあの過保護は治まるんだ?おれもうほんの数年で1兆歳なのによぉ、てかたしかあいつらも3〜40兆歳ぐらいだろ。ドンだけ精神年齢低いんだ...」
こんな愚痴を言いながら歩いていると諦めたようにこの愚痴はやめた。
それよりももっと重大なことがあった。
ヴ「心の中の....このモヤモヤはなんだ?おれは何故満たされないんだ?」
彼は考えてた。自分には何か足りない物があるのか?なら何が足りない?それを考え続けた。
3時間後、彼はわかった。30年前のあのとき、自分は何かに操られていたとはいえアイツに負けた。全てのステータスにおいて、おれのほうが勝っていた。でも負けた。何故?
奴には心から信頼できる『仲間』がいたから
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