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闇王幻想入り物語
序章 プロローグ

[2]次話
マンガ、アニメ、ゲームなど現実の者達の想像、妄想より生まれ無限に広がり続ける世界「幻想世界」。そしてその世界のほとんどは四つの世界に分けられている。それらを四大世界と言う。


2012年、四大世界の宇宙世界である大戦が勃発していた。引き金は四大世界の一つ、闇世界を統べる闇の王ヴリトラである。

それに対抗したのは宇宙世界を統べる宇宙王の息子と幻想世界の主人公達であった。


四大世界中を巻き込んだこの大戦を後に「第一次幻想大戦」という。



時は最終決戦の時。宇宙王の息子と闇の王ヴリトラの一騎討ち。だがヴリトラはこの大戦が始まる、いや始まる前からいつもこう思っていた。






「何故おれはこんなことをしている?」






彼は闇の王。だがその本性は優しい心を持ち、ウソはキライな性格を持つ男である。


だが大戦が始まる数日前、突如身体が勝手に動き始めた。自分の意思も関係なく。

そして気がつけば大戦が始まっていた。何故こうなったか自分でもわからない。ただあのとき『何かが入ってくる』感覚があった。


だがそんなこと考えて何になる?自分は今倒されようとしている。目の前の少年に。


恨みなんかない。むしろ感謝していた。このまま自分を放っておけば四大世界は破壊しつくされる。今ここで倒されば四大世界は救われる。そしてこのおれも。


ありがとう 宇宙世界の倅よ....





少年の一撃がヴリトラの核である胸の宝玉を貫いた。ヴリトラは倒された。だが彼は死ななかった。運がよかったのだろう、偶然宝玉は完全には壊れなかった。

さらに幸運なことに彼の身体をコントロールしていたあの気持ち悪い何かが消えていた。彼は本当に解放されたのだ。






そして30年後、物語は始まる。
[2]次話


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