第17話
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
だ。もう聞こえていないだろうがな」
さすがに何もする事は出来ずにコカビエルは消滅する。
「そして、お前は私に何か用なのか?」
「ほう、気付いていたか」
「隠れる気も無いくせによく言う」
上空を見上げると白い全身鎧に身を固めた男が居た。
「ふっ、本来ならそこのコカビエルを捕縛しに来たのだが、面白そうなので見学していたのだが、赤龍帝も居て、赤龍帝より強い奴まで居るどうするべきか、どう思うアルビオン」
『そこに居る金色と戦りあうのは止めておけ。コカビエルの二の舞になる。赤いのは怪我が深すぎる。楽しめないぞ』
『ふん、久しぶりだな白いの。敵意が段違いに低いが、何かあったのか?』
『そういう赤いのも。何か楽しみでも見つけたか』
『ああ、楽しいさ。今代の赤龍帝は強い。3ヶ月前までただの人間だったのが、既にここまで強くなった。今回は経験不足から深手を負ったが、歴代最強を名乗れる。こいつが何処まで行けるのか、楽しみでな。もしかすれば数年のうちにお前との決着が付くやも知れん』
『だ、そうだ。ヴァーリ』
「そうか。ならば全力で戦ってみたいものだ、アルビオン。ここは退くのが良策だろうな。だが、最高だ!!俺の代で最強の赤龍帝と戦えるなんて!!」
「また戦闘狂か。少しは理性的であって貰いたいものだ。最初に忠告しておく、無闇に争いを広げようとするのなら一方的に蹂躙するぞ。聖剣抜刀は私が苦手とする部類の技だ。威力はともかく、溜め時間は戦闘に使えるまで鍛えていないからな」
「だろうな。だが、いずれは超えてみせる。では、失礼させてもらう」
そう言ってヴァーリと呼ばれた男は閃光となって消えた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ