第16話
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む、つまりは。
「私の敵に回るか」
適当に殺気を振りまいてみる。
「ふはははは、心地よいな」
「ただの戦闘狂か」
「戦闘狂の何が悪い。戦いの中でこそ命は輝く。これが私が見いだした真理だ」
「どうでもいいな。それで貴様は一体誰だ」
「おっと、自己紹介がまだだったな。私はコカビエルだ」
「グレモリー眷属兵士の兵藤一誠の仮の使い魔、神代双葉」
「ほう、ただの人間のくせにアレだけの殺気が出せるか。中々おもしろい。お前も私のパーティーに招待してやろう」
「パーティー?」
「なに、私は戦闘狂だ。だが、今の情勢では小規模な小競り合いは起きても戦争など起こり様が無い。だからこそ教会から聖剣を盗んでみたのだが、送られてきたのは雑魚と未熟な聖剣使いが二人だ。ミカエルは戦争を起こすつもりは無いようでな。そこでグレモリーの根城である駒王学園を中心にこの街で暴れさせてもらおうと思ってな。そうすればサーゼクスも出てくるだろう」
「つまりは、再び大戦を起こす。それが目的なのだな」
「そうだ、楽しめそうだろう。既にグレモリー達には伝えてある。では待っているぞ」
そう言ってコカビエルは去っていった。同時にゼノヴィアを確認しに部屋に向かうと気絶しているゼノヴィアを見つける。
「イリナ、ゼノヴィアの事は任せる。コカビエルの相手をするかどうかはそちらに任せる。私は部長達に合流する」
「分かったわ。気をつけてね」
壊された壁から飛び出し、携帯で木場に連絡を取る。
「木場、お前の復讐の対象となるものが学園に揃ったぞ。時間は残されていない。答えは見つかったか」
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