第16話
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「ほぅ、悪魔側よりも情報を持っているようだな。ならば、その恐ろしさも理解しているな」
「くっ、まさかこんな極東にこんな奴が居るとは、だが」
「私達の神の為にも、ここで」
二人が再び飛びかかって来ようとするがその前に勝敗は決まっている。
「ネビュラストリーム。この部屋の大気を全て掌握させてもらった。指一本動かす事はさせんし、イリナの聖剣もその形以上の大きさにさせん」
「う、動けん」
「そんな、こんな所で、負ける訳には」
「いいや、負けたのだよ。貴様達が未熟だったから」
私は右手に蒼い炎を発生させて二人に見せつける。
「この炎は魂をも燃やし尽くす。どれだけ神を信じていようと関係なく、あの世にすら送らない究極の炎と言っても良い。ああ、任務の事は私が引き受けよう。明日にでも聖剣は教会本部に届けておこう。心配する事は無い。安心して死ぬと良い」
「双葉!!止めなさい」
部長が私を止めようとするので、部長達の動きも封じる。
「部長達に迷惑はかけませんよ」
「双葉、お前!!くそっ、ドライグ」
イッセーの左腕に赤龍帝の篭手が現れ、倍化の力を溜めようとする。さすがに今のイッセーに倍加されればネビュラストリームを破られてしまいますね。仕方ありません。
「させるか幻朧魔皇拳!!」
「なっ、くそ!?双葉、また記憶を弄りやがったな!!」
「大人しくしておけイッセー。記憶も後で元に戻してやる。邪魔が入ったが覚悟は良いな。幼なじみの情けだ、痛みを感じる事も無く送ってやろう。遺言はあるか」
「……例え、魂まで燃やし尽くされようとも我らが神は私達をお救いになってくれる」
ゼノヴィアがそう言うが、それは甘すぎるな。
「残念だったな。私達聖闘士は神々をも討つ戦士だ。貴様らを救うというのなら私はその神をも討とう」
「くっ、この化け物が!!」
「化け物で構わないさ。化け物らしい対応をさせて貰うだけだ」
それと同時にゼノヴィアに積尸気鬼蒼焔を放ち、ゼノヴィアは悲鳴をあげる事すら出来ずに魂まで燃やし尽くされる。
「さあ、次はイリナだ。今、謝罪すれば許してやらない事も無いぞ。お前は大切な妹分だからな」
「……糞喰らえだよ。私は我が神を信じる」
「……そうか、残念だよ」
そしてイリナにも積尸気鬼蒼焔を放ち、燃え尽き、世界が割れる。
「「「「「「「え?」」」」」」」
「鳳凰幻魔拳。悪夢は見れたか?」
「今のが夢?確かに身体が焼かれた感覚があったはずなのに」
全身に冷や汗をかきながらゼノヴィアが手を握ったり開いたりして自分の身体の無事を確かめる。
「本来なら精神を殺す技を殺さないギリギリまで抑えた。しばらく休めば何の
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