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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
二十八話:洞窟のドワーフさん
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話として。安易に広めるべきものでは、無いのじゃが。そこのスラきちは、あれでなかなか、人を見る目があっての」

 あの、スライムくんね……。
 どういう目で見られたのか、地味に気になってるんだけど。

 ていうか、スラきちっていうの?あの子。
 悪かないけど、この世界のネーミングセンスと、なんか違くね?

「あれの判断と、わしが自分の目で見た結果とで。お前さんになら、教えても、悪用はしなかろう。どうか、ザイルを止めてやってくれ」

 悪用……。

 ……合意の元、快く金品をご提供いただくのは、悪いことじゃ無いよね!
 最終的に世界とか、救っちゃう予定だしね!
 必要経費!
 救世の旅(目的が救世というわけでは無いが、結果は同じ!)のスポンサーを募るというか!

 許可は、取るから!
 可能な限り!!


 なんていうのはあくまで自分に向けた言い訳で、わざわざ相手に言う必要は無いんで。

 全て、自己責任ですから!
 発生する結果も、(そんなものが存在するなら)罪悪感も!
 相手に言うことで、相手に背負わせる必要は、無いんですよ?
 ええ、詐欺とかそういうのじゃありませんとも。

 にっこり微笑んで、お礼を言います。

「ありがとうございます。おしえてもらったのが、むだにならないように、がんばりますね!」

 悪用しないと断言しないのは、良心の呵責なんかじゃ無い、きっと。

「さっそく、おしえてもらえますか?」

 まったりしてたけど、一応、急いでるしね!

「うむ!忘れた!」

 堂々と言い切る、じいさん。

 ……えー。
 なんで、そんな自信満々なの?

 不審な思いが顔に出てたのか、じいさんが慌てて言い足します。

「万が一にも、悪人の手に渡っては、困るものじゃからな!この洞窟の奥深くに封印したあとは、敢えて、忘れておったのじゃ!」

 そういや、そんな手順だったね。
 でも、素で忘れただけじゃないの?性格的に。
 後付けじゃないの?その理由。
 いいけど、別に。

「決して、ボケたのでは無いぞ!わしゃ、まだ若い!」

 なんも言ってないのに、言い訳してるし。
 突っ込まないことにしたんだから、自分から引っ張らないでほしい。

「どうくつの、おくですね!それじゃ、ベラさん、モモ!いきましょう!おじいさん、おちゃ、ごちそうさまでした!」

 フォローも正直めんどいので特に触れないことにして、とっとと出発することにします。

 じいさんがちょっと寂しそうですが、気にしない!
 後で(ザイル)にでも、構ってもらってね!
 ちゃんと、帰すから!
 少々、痛めつけはするけれども!



 ということで、体も暖まって元気も出たの
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