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吾輩は猫である in HSDD
吾輩、恩返しする
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カオスはレイナーレの足を無造作に引っ張り、私たちから見えないように壁の向こうに連れて行った。


「いただきまーす」
「いやぁぁぁぁぁっぁあああぁぁぁあああっぁあ―――」


ゴリュッ……グチャ……ムシャ……ブチッ……


「生々しいわね……当分の間は肉食べられないわ……」


あ、頭が転がってきた。そして謎の触手が持っていった。


「うっぷ……グロイ」
「……うー」プルプル
「ははは……、僕も無理そうだ……」
「あらあら、魚がメインになりそうですわ」


ん、なんだこれ? ペッ


こっちに光の玉飛んでくる。


「これ……神器ね……」


これであの子を生き返らせそうね。
さて、あっちはどうなってるのかしら?
ん? 張り紙?



――吾輩、腹がいっぱいになったので帰ります。


                 byカオス



「本当になんなのよもぉぉぉぉっ!!」




教会からあの赤髪の女性の叫び声が聞こえてきたが無視だ。
腹も膨れたことだし、早く寝たい。


「明日のサバが楽しみだ……」


明日の朝食を考えながら廃屋に向かって歩き出す。

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