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吾輩は猫である in HSDD
吾輩、恩返しする
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――


「薫のおやつを盗んだときに比べたらこの程度お遊びじゃぁぁぁああ!!」
「「なっ!?」」


突っ込んできた堕天使を避け、大きく跳び、堕天使に向かって攻撃を放つ。


「ビィィィィィイイイイイィム!!」
「「ギャーーーー!!」」


目から黒い謎ビームを出し、堕天使に浴びせた。


「そろそろいいかな?」
「「……」」
「いい具合に焼けてるね〜。さて喰おう。あ、こっから先はR-18Gだから見ちゃダメ」
「わ、分かったわ、私たちは先に行くわね。朱乃行きましょ」
「はい部長、ではまた」
「じゃーの。さて、いただきまーす」




いやぁぁぁっぁああぁっぁあああ!!


先程まで居たところから苦痛に満ちた悲鳴が聞こえてくる。


「食べてるわね、確実に……」
「食べてますね、確実に」
「あの猫一体なんだったのかしら?」
「悪魔というより魔獣に近い何かでしょうか?」
「あんな変な猫型魔獣なんて知らないわよ……」


イッセー無事かしら? 私の予想が間違ってなければあの程度の堕天使には負けないと思うのだけれど……
祐斗と小猫には手出ししないでと言ったけれど、やっぱり心配だわ。


「吹っ飛べッ! クソ天使ッ!!」
「下級悪魔がぁぁぁぁ!!」
「うおりゃぁぁぁぁぁぁっ!!」


大きな破砕音を響かせながら壁が壊れ、堕天使は気絶していた。
教会はボロボロになったけど元々捨てられてたものだし、大丈夫ね。


「持ってきました」
「ありがとう、小猫。さて、起きてもらいましょう、朱乃」


朱乃が魔法で水を作り出し、堕天使レイナーレに浴びせて起こす。
増援が来ると思っているけど、全員死んだと言ったら。信じられないのか「嘘よッ!」とさっきから虚ろな目で叫んでる。


「証拠、証拠はないのよね……」
「やっぱり嘘なのね! きっとすぐ来るわ!!」
「……だってね?」
「うふふ、そうですね」
「「「?」」」


もう面倒だから消し飛ばそうかしら。うん、そうしましょ。


「私の可愛いg――「待つんだ!」……食べ終わったのね」
「あらあら、血が頬に付いてますわ」
「これはこれはご親切にどうも」


朱乃がハンカチで猫もどきカオスの頬に付いた血を拭う。


「この堕天使を消し飛ばすのは止めてくれないか」
「!!」


レイナーレは希望に満ちた顔に変わる。
ああ、きっと助かると思ってるんでしょうね、可哀想に……


「予想はできるけど、どうするつもり?」
「もちろん喰いたいから」
「!?」
「別にいいわよ。後処理とか嫌だから残さず食べなさいよね」
「吾輩が残すわけないだろう。……さて」
「ひぃ!!」

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