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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter20「ディナータイム」
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「あ〜シグナムもルドガー君も酷い!」
「ちょっと手伝ってくれたよな?材料切りとか」
「はい!」
「まぁ……切るだけなら……」
「……大丈夫だな」
「……リキュールボトルとパナシーアボトル……必要かもな……」
胸を撫で下ろす副隊長の2人と、アイテムボックスから残り少ないアイテムを探るルドガー。
シャマルの料理を食べた事のある者ができる“正常”な反応だった。
そんなルドガー達の様子を見てスバルは恐る恐るシャマルに問いかける。
「シャマル先生……もしかして……」
「違うもん!シャマル先生、お料理下手じゃないもん!」
この会話以降、フォワード達のシャマルへの××料理人疑惑が強まったそうだ。あながち間違いではないが、やはりどこか哀れに見えてしまう。何故そこまでシャマルの料理の腕が変な方向に行ってしまったのかは、長い付き合いでもある八神家一同でさえもわからない七不思議であった。
シャマルの××料理人の事はともかく、なのは達もはやての手伝いを名乗りでてフェイトがフォワード達に料理の皿出しと配膳を指示し、フォワード達は力強い返事と共に動き出す。
「ははは、元気だ!」
「みんな…かわいいね」
そんな六課メンバー達のやり取りを見てアリサとすずかが呟く。
それから程なくして20人近い人数で賑やかな空気の中、仕事中だという事を忘れさせるような温かな夕食会が始まる。テーブルに付き、この場にいる者の紹介が始まりフォワードとルドガー、現地協力者の人間が親睦を深めた事で、笑顔が絶えないコテージ。もうこの場にいる者は全て立派な仲間となっていた。
「はい、ルドガー君」
「ありがとう」
紙コップに入っていたお茶を飲み干すと隣にいたすずかが、紙コップの中身がカラだと気付いてペットボトルからお茶を紙コップに注ぐ。
「フフフ……」
「……あの…何か俺の顔に付いてるか?」
「ううん、ごめんね。お茶を入れてたらルドガー君の髪の毛が気になっちゃって」
「俺の髪が?」
「うん。銀髪の人は見た事はあるけど、一部分に黒が入ってる人は始めて見たんだ。凄くかっこいいね!」
ルドガーのメッシュ部分を凝視するすずか。ルドガーの自毛は白っぽい銀髪。今までにパーティメンバーやそれ以外の人間からも髪について聞かれた事が何度かあった。その度に白髪呼ばわりされ銀髪だと訂正し、あまりに白髪呼ばわりされる事から自分の髪が実は白髪なのではと本気で悩んだ時がある。だが逆に黒いメッシュは殆どの人間に好評で、今のすずかのようなコメントをもらうと自分のさり気ないオシャレを評価されるのは素直に嬉しい。
「ははっ、ありがとな。ちなみにこれは自毛じゃなくて、ここだけ黒く染めてるんだ」
「へぇー……
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