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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter20「ディナータイム」
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「こちらはエイミィ・ハラオウンさんとフェイトさんの使い魔のアルフです」

「始めまして。私はエイミィ・ハラオウンです!六課後見人のクロノ提督の事は知ってるかな?」

「ああ、まぁ……」

一応ルドガーはクロノ提督直属の部下という事になっている為当然知っている。

「私はそのクロノ提督の奥さんで、あとフェイトちゃんのお義姉さんでもあるよ」

「そしてアタシはフェイトの使い魔のアルフだぞ!」

「あの……使い魔って何なんだ?……」

キャロの紹介から気になっていた使い魔という単語について質問する。

「簡単に使い魔を説明すれば、人間以外の生物に主人である魔導師が自分の魔力を与える事で誕生する擬似生命体ってとこかな」

解説したのはアリサ達と話をしていたはずのフェイトだった。ゆっくりとルドガー達の元に近づいてくる。

「フェイトー!」

主人と再会したアルフが、喜びのあまりフェイトに抱き付く。まるで愛犬が飼い主にベッタリ甘えているようで、見ていると穏やかな気持ちになってくる。

「魔力を与える?……精霊でいう、使役するってとこ事か?」

「うーん…精霊とはまた少し違う気がするけど……」

やはりさすがのフェイトも精霊の使役と同じとは断言できないらしい。
まぁまず、精霊と使い魔の仕組みを同列視する事自体が間違っているのだが……

それぞれ話しこんでいる者達からそっと離れ、この嗅いだ者の食欲を誘う元へと移動する。

「あら?ルドガー君!」

「おっ、ルドガー帰ってたん?おかえり〜」

「ああ。ただいま」

このやり取りでルドガーは思わず嬉しさを覚えている。“おかえり”、“だだいま”……長い間この言葉を掛けられた事がなければ使っていなかった気がしたからだろう。
こんな些細な事を心から喜べる自分に、案外寂しがりやなのだと思い笑えてくる。

「夕飯の支度か?部隊長自らやらなくても俺がやるのに」

香ばしい匂いの正体は焼きソバだった。ソースが熱している鉄板に焼かれジュッと鳴り、更に匂いが周囲に漂う……うん、焼き肉も鉄板焼の醍醐味だが焼きソバも忘れてはならないな。

「たまには作りたいんや。料理は得意なんよ?」

「それは楽しみだ。はやての料理はギガウマだってヴィータから前に聞いていたから、食べてみたかったんだ」

「そ、そうなん?」

「ああ。楽しみで仕方ない」

はやては照れくさいのか頬を指でかいて投げやりに話し始める。隣にいるシャマルは何が面白いのか、ニッコリと2人の会話を聞いて満面な笑みを浮かべている。

「ほら、そこ居ったら作れるモノも作れんやろ!ほらっ、あっち行っとき!」

「お、ああぁ?」

いかなり背中を押され驚くルドガー。足が縺れ、転び
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