第十四話 太陽の力
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「生憎この娘には餌になってもらわなければならんこれをファイバードたちに渡せ!!」
「なに!」
シュラは文を投げつけてきた。
「これは?」
「待ってるぞ・・・」
「おじちゃあああん!!」
ヴィヴィオの叫びとともにロボットが現れシュラは去っていった。力が文を見ると文にはこう書かれていた。
『娘を返してほしければダグオンを連れて来い』
力は紙を握りつぶすとブレイブエラゴに乗り込んだ。
(俺のせいだ!!俺のせいでヴィヴィオが)
力の頭に怒りがあふれてきた。
「こんにちは〜」
天野平和研究所を訪れたシャマルに慌てふためく一同。
「大変ッス!!」
「どうしたの?」
ウェンディはシャマルに事の次第を話した。
「今みんなが必死に探してるんスけど」
「一応聞いとくけどその人どういう格好してた?」
「えっと青いジャンパーにボサボサの髪で腕にビスターみたいな物付けてたっス!!」
「なら大丈夫か」
シャマルは椅子に座ると呑気にお茶を啜りだした。
「ちょっとシャマル先生!!ヴィヴィオがさらわれて変な男が飛び出して行っちゃったんスよ。はやくこの間のダグオンを探さないと」
「ああ、大丈夫。それにしてもドライアスも災難ね〜一番怒らせちゃいけない人怒らせたから」
「シャマル先生」
「巻き添えになりたいなら行きなさい。止めないから」
シャマルの言葉にぞっとするウェンディ。
「もしもし管理局ですか?早々で申し訳ないんですけど病院の手配してもらって良いですか?数は10違う20件くらいお願いします」
そう言ってシャマルは通信端末を切った。
「ふう明日から大変だ」
一方、力はブレイブエラゴで指定されたポイントまで来た。
「ここか」
力はブレイブエラゴから降りるとシュラの元に向かった。
「・・・小僧?」
力の姿に気づいたシュラは人質にしているヴィヴィオを盾に取った。
「おじちゃん!」
「よう。元気か〜」
ヴィヴィオの言葉にいけしゃあしゃあと答える力。
「小僧・・・貴様に用はない・・・ダグオンはどうした?」
「俺だよ・・・」
「小僧が何をほざく・・・証拠でもあるのか?」
力は自分に装着されているダグコマンダーを見せ付けた。
「これで文句ないよな・・・・」
「ちっ!ダグオンはもう一人居やがったのかよ!!」
「ああ〜もう一人のダグオンに用があったの?・・・俺が相手じゃ不満なのか?」
飄々とした力の態度が気に食わないシュラだがその時。
「そこまでだ!!」
なんとレジアスが自分の部下を率いて力を取り囲んだ。
「・・・この小僧がダグオ
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