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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第28話 バルトとヴィヴィオ、高町家へ行く
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に行くって言ってたで。そんでもってなのはちゃんは………」

と言っている途中で考え込むはやて。

「はやてちゃん………?」
「どうしたの………?」

「なあ2人共ちょっとええ?」











「さて………俺達は帰るかヴィヴィオ」
「何でー!!?」

皆がそれぞれどう過ごすか話す中、バルトは帰る気満々であった。

「だって久しぶりのまとまった休みだぞ?部屋で寝ているに限る」
「嫌だー嫌だー!!」

駄々をこねるヴィヴィオにため息を吐くバルト。

「それに地球にいる間滞在中の費用は自腹だぞ。地球の金に換金しなくちゃならないし面倒だ」
「何だよーそんなのすぐ終わるじゃん!!」
「いいから帰るぞ、ミッドで遊園地位連れてってやるから」
「バルトすぐ嘘つくからやだー!!!」

「あ、あの………」

そんな互いに平行線で話が続くバルトとヴィヴィオに遠慮がちになのはが声をかけてきた。

「あん?何だなのは?」
「あのですね………もしよかったらなんですけど………私の家に泊まりに来ませんか………?」

もじもじしながら話すなのはを不思議そうに見るバルト。
取りあえず話を聞いてみるとこにした。

「なのはの家?確か地球に来る前に話してたな………」
「忘れたんですか?私の家、洋菓子屋さんなんですけど家も広いし、お兄ちゃん結婚して家に居ないから部屋も空いてるんです………」
「洋菓子?………ケーキ!?」
「うん、そうだよ」
「バルト行こう!!!」
「そんなに目をキラキラさせるな………」

しかも目だけでなく、よだれも垂らすヴィヴィオにバルトはため息を吐きながらふいてあげた。

「だがな………」
「あと、お父さんがこだわってるコーヒーはとても美味しいですよ」
「よし行くか!!」
「うん行こう行こう!!」

コーヒーには弱いバルトだった………













「なのはちゃんナイスや!!」
「まさかあのなのはがね………」
「あんなモジモジしてるなのはちゃん初めて見たよ………」

そんななのは達のやりとりを遠くから見ていたはやて、アリサ、すずか。

「だけど勝負に出たなぁなのはちゃん。まさかバルトさんを家に招待するなんて………」
「外堀から埋めるつもりかしら?」
「でも大丈夫かな………恭也義兄さんや士郎さんはなのはちゃんを溺愛してるから………無理矢理道場に連れてったり………」
「バルトさんの場合ノリノリやろな………」

「あんた達何してんの?」

そんな3人を不審な目で見ながら声をかける加奈。

「なんや、加奈ちゃんかぁ〜ビックリしたで………」
「私がビックリしたわよ。一体何を覗き見してたのよ?」

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