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ドン=パスクワーレ
第二幕その二
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「何だかんだで御前はわしのたった一人の肉親だ」
「そうだね」
「例え何があっても御前の面倒は見てやるから有り難く思え」
「わかったよ。とりあえずはだね」
「サインじゃ」
 それをしろというのであった。
「よいな」
「わかったよ。それじゃあ」
 叔父の言葉を受けて彼もサインをした。これで証人達のサインは終わった。

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