第四十八話
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第四十八話 五人も
雅美と華奈子は笑顔で葡萄ジュースにレーズン入りのクッキーを食べた。他の葡萄を使ったお菓子もである。
その二人を見てだ、美奈子が他のクラウンのメンバーに言った。
「私達もね」
「先輩達のところに行って」
「そうしてよね」
「六年の先輩の人達も入ってるから」
雅美と同じ学年の彼女達も雅美の傍にいる、それで華奈子達と幸せに話をしてお菓子やジュースを楽しんでいるのだ。
それを見てだ、美奈子は四人に言ったのだ。
「行きましょうね」
「そうね、私達だけで固まっていてもね」
仕方ないとだ、リーダーの梨花が応えた。
「それじゃあね」
「そうね、折角華奈子ちゃんが行ってくれたから」
「私達も行かないとね」
美樹と赤音も言う。
「それで一緒にね」
「楽しくやっていてね」
こう話してだった。まずは三人が美奈子の言葉に頷いた。
そして最後の春奈もだ、笑顔でこう言ったのだった。
「それじゃあ今からね」
「皆賛成ね。それじゃあね」
「ええ、行こう」
梨花がここでまた言った、リーダーとして。
「皆で」
「それじゃあ」
美奈子は笑顔でまず一歩を踏み出した、他の娘達も。
そうして雅美のところに行くと雅美は彼女達にも優しい笑顔でこう言った。
「葡萄入りのお菓子どうかしら、葡萄ジュースと」
「はい、御願いします」
「それじゃあ」
五人も応えてそうしてだった、雅美から笑顔で葡萄ジュースやレーズン入りのクッキー、中にレーズンが入ったチョコレート等を食べた。
雅美と同じ六年の娘達もだ、雅美に笑顔で言うのだった。
「葡萄のお菓子有り難うね」
「こんなに美味しいなんて」
「葡萄ってね。凄くいいのよ」
雅美は彼女達にも笑顔でこう言う。
「美味しくて身体にもいいから」
「そうね、凄くいいわよね」
「ただ美味しいだけじゃないから」
「そう、皆で美味しく食べてね」
そのうえでだというのだ。
「健康にもなろうね」
「ええ、これからもね」
「それで魔法も頑張ろうね」
雅美はもう皆と打ち解けていた、最初の緊張はもう嘘の様だった。
美奈子もだ、葡萄のチョコレートを食べながら華奈子に言った。
「美味しいわね、とても」
「うん、凄く楽しいわね」
パーティーは楽しく進んでいた、しかしそれはまだ続くのだった。
第四十八話 完
2013・6・20
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