第五章 StrikerS編
第百三十二話 『過去と大切なこと』
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ホの魔法との出会い。
「もとから魔術師だったシホさんは別として、魔法学校に通っていたわけでもなく、特別なスキルもあったわけでもない。
偶然の出会いで魔法を得てたまたま魔力が大きかっただけの九歳の女の子」
「それが私…高町なのはなんだよ」
「ま、私はなのはとは違い魔術を行使してなのはの手伝いをしていたわけだけどね…」
「そして魔法と出会ってから数ヶ月して命懸けの実戦を繰り返した…」
なのはとフェイトが戦う光景が映されてエリオ達は驚きの声を上げる。
「私は当時、家族環境が複雑だったんだ。
あるロストロギアを巡ってなのはとシホとは敵同士だった。
この事件の中心人物は私のお母さん…プレシア・テスタロッサだった。
それから名前が取られてP・T事件と呼ばれた。
あるいはジュエルシード事件とも呼ばれているの」
そしてなのはのスターライトブレイカーの光景が映されて、
「集束砲!? こんな大きな…!」
「九歳の女の子が…」
「ただでさえ大威力砲撃は体にひどい負担がかかるのに…」
「うん。当時の私は無茶を続けてきたんだ…」
なのはが少し暗い表情でそう言う。
「そして然程時も経たずに戦いは続いた」
「私達が深く関わった闇の書事件…」
「襲撃戦での撃墜未遂と敗北」
そしてなのははリンカーコアを奪われ、シホが重傷を負う光景が映されて、
「シホさんのあの傷…!」
「あんな大怪我を負ったら命の危険もあったんじゃ…!?」
「うん…。当時の私は即緊急入院しなければいけない程の大怪我を負った。まぁ、少し事情があってすぐに治ったんだけど…」
シホはアンリミテッド・エアの覚醒により覚醒したアルトリアの事を語った。
「それに打ち勝つために選んだのは当時はまだ安全性が危うかったカートリッジシステムの使用…」
「私は体の負担も無視して自身の限界値を無理やり引き出すフルドライブ…エクセリオンモード。
誰かを救うため、自分の想いを通すための無茶を私は使用し続けた…。
だけどそんな無茶を続けて体に負担が生じないわけなかった…」
「事件が起きたのは入局二年目の冬…異世界での捜査任務の帰り。
ヴィータちゃんやオリヴィエさん達と出かけた場所でふいに現れた未確認体。
いつものなのはちゃんだったら何の問題もなく味方を守って落とせるはずだった相手。
でも、その時未確認体はAMFでなのはちゃんの魔導を完全に封じてしまい…」
「私は…撃墜されてしまったの。もともと無茶も祟っていて動きが万全じゃなかったから簡単に敵に的にされてしまった…」
「そして結果がこれ…」
そこではなのはの重傷の姿が映された。
それにフォワード陣は声を上げる。
信じられないのだろう。なのはのこんな姿が。
「なのはちゃんは無茶し
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