第五章 StrikerS編
第百三十二話 『過去と大切なこと』
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のように爆発を引き起こし残りのガジェッド達を巻き込んで爆散した。
私の想像を遥かに越えた威力…。
一体機動六課はなにを放ったというのだ…?
魔導師の姿は確認できなかった。
だとしたら超長距離からの狙撃だとでもいうのか?
私が考えを巡らせているとそこに一通の通信が入ってきた。
誰かと思って出てみると、
『やぁドクター』
「おぉ…。魔術師殿か。どうしたのかな?」
『なに、君のおもちゃが瞬くもなく撃墜されたと思ってね。見ていたぞ?』
「そうか。で、君はあれがなにかわかるのかい?」
『ああ。あれは“宝具”と呼ばれる神秘の塊だ』
「宝具…?」
『そうだ。しかもあれはシホ・E・S・高町の力の一端に過ぎない』
「あれで一端かい?」
『ああ。ここ数年、何度か私の鍛えた魔術師を送り込んではいるが奥の手を出したことなど一度もない』
「君は彼女の奥の手を知っているのかい?」
『さすがの私でもそこまでは知り得ていない。だが宝具を扱える異常性だけは確かだ』
ふむ、だとするとこれは機動六課の戦力を見直す必要があるな。
「わかった。情報感謝する」
『ああ。せいぜい頑張りたまえ。私の手が借りたかったらいつでも言ってくれ。力になろう』
「ああ」
『では失礼するよ。良い夜を…』
それで通信は切れる。
しかし、そうなるとシホ・E・S・高町………Fの遺産達よりも是非実験材料として入手したい人材だ。
どうやって彼女を捕らえようか?
真っ当な手段では彼女を捕らえる事はまず難しいだろう。
まずは外掘りから埋めていくか?
私の計画通りにまずは彼女達から…。
私は思惑を広げながらもその事だけを考えていた。
「ふふふ……………あはははは! 楽しみで仕方がないよ!!」
◆◇―――――――――◇◆
それから現場待機も解除されそれぞれが今日の事件はもう終わったことだし解散という流れになろうとしたがシホがそれを止めた。
「シャーリー、少しいいかしら?」
「はい? なんですか、シホさん?」
「明日話す予定だったなのはの教導の意味を今みんなに教えない? 私達の過去も踏まえて…」
「…いいんですか?」
「うん。私もいいと思うよ」
「そうだね」
なのはとフェイトも賛成したので全員で話をする事になった。
それでロビーに集まってシャーリーがモニターを展開して代表して話し出す。
「…昔ね、一人の女の子がいたの」
最初はごく普通の女の子だった。
シホという異世界からの来訪者の存在もあったがまだ魔法と関わりを持たない一般人だった。
「友達と学校に行って家族と一緒に幸せに暮らして、そういう一生を送るはずだった」
でも、ユーノとフィアットという双子の出会いで、それから始まるなのはとシ
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