暁 〜小説投稿サイト〜
勇者番長ダイバンチョウ
第1話 番とバンチョウ
[8/8]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
ボロなのに堅いんだよぉ!】
【舐めるんじゃねぇぞ! 男の熱い魂が宿ったこの鋼鉄の体がそんな豆鉄砲で砕ける訳ねぇだろうが!】
【た、魂?】
【そう、男の動力源は熱い血潮と魂だ! この二つがある限り、この轟番も、そしてバンチョウも無敵なんだよぉ!】
 意味不明な説明にゴクアク星人Cは困惑しまくりであった。そんな困惑するゴクアク星人Cに対し、バンチョウは目前にまで迫った。
【ひ、ひぃぃ!】
【てめぇみたいな卑怯者にゃ拳も蹴りも使わねぇ。てめぇ如きにゃこれで充分だぁっ!!】
 怒号と同時にバンチョウの堅いヘッドがゴクアク星人の眉間にヒットした。
 猛烈な頭突き攻撃だ。まるで巨大隕石を諸に食らったかの様な衝撃を受けたゴクアク星人は、そのまま数歩下がった後、地面に倒れ伏してしまった。
 回りにはもう戦闘できるゴクアク星人は居ない。
 バンチョウの完全勝利であった。
【見たかゴクアク星人! これが無敵のバンチョウ様の実力でいぃ!】
 自信満々に腕を振り回し、バンチョウは勝利宣言をした。そして、この戦いこそ、後に勇者番長と呼ばれる偉大な勇者の初陣と、長きに渡る壮絶な戦いの幕開けとなったのである。




     つづく……
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ