第三十一話「黒の教壇! ――凶弾! …………あれ?」
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わかんないし!
ああっ、こんがらがってきたぁ!
「……恒例の、ジャンケン」
「ですかねぇ……では」
「……ジャンケン」
「「ポン!」」
博士が出したのはグー。対して、イングリットが出したのは――。
「……残念」
「いやいや、とぉぜんの結果ですよぉ。ちょぉっと計算すればわかることなんですからぁ」
「博士のそれ、チート……」
「ひどいですねぇ」
残念そうに下がるイングリット。
腕を組んで大人しく事態を眺めていたコカビエルに対峙する博士。本当に大丈夫なのか?
「もういいのか? これから死に行くのだから遺言くらいは聞いてもいいぞ」
「こぉれはこれは、随分とおもしろいじょぉくをいいますねぇ。たぁだのカラスに後れを取る程、わたくし耄碌してませんよぉ?」
「ふっ、この俺をカラス呼ばわりか。面白い! 最強のエクソシストとやらの力を見せて見ろ!」
「かぁってに見たければ見ればいいんじゃないでしょぉか。まぁ、見せるにはちょぉぉぉっと弱すぎますがねぇ。と、いうことでぇ、ハニーを使うまでもありませぇん」
イングリットの肩に乗ったイタチが口をもごもごさせる。
ペッと吐き出したのは……ネギ?
「この、長ネギぶれぃどでミィィィィィィンチにしてあげましょぉぉぉぉぉかぁ」
一本の立派な長ネギを手に悠々と構える博士。
――って、なんじゃそりゃぁぁぁ!?
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