−代表決定戦−
[2/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
はいない友人にエールを送る。
「この学園に入って以来、筆記・実技試験共に優秀な三沢大地くん。そして、非公式ながらもカイザーに何度か勝ったことがあり、成績も三沢くんより下とはいえ十分な成績の黒崎遊矢くん。教職員もみんな納得したよ。」
俺と三沢の表情が驚愕に包まれた。
マジかよ…
「二人とも我が本校が誇るオベリスク・ブルーの優秀な生徒。反対する者などいないノーネ!」
さっきからクロノス教諭がやたらハイテンションだった原因はこれだったようだ。
「それで、代表を決める方法とは?」
三沢が鮫島校長に聞く。
…答えは、分かっているだろうが。
「無論、デュエルだよ。どちらかより強い方が選ばれるからね。」
やはり。
実にデュエルアカデミアらしい解決方法だ。
「デュエルは明日。いつものデュエル場で行う。」
「今日は明日に備えて準備しておくノーネ!」
鮫島校長とクロノス教諭がいる校長室から出て、俺と三沢は自分たちの寮−オベリスク・ブルー寮−に向かった。
「遊矢。君と皆の前で戦うのは最初の月一テスト以来だな。」
「ああ…そういやそうだったな。」
ラー・イエローの時の時にあった月一テストでのデュエル。
その時は辛うじて俺が新たな機械戦士、ラピッド・ウォリアーの効果により勝利を得た。
それ以来の月一テストでは、大体成績が同程度の者が戦うため、流石に中等部からのエリートたちを差し置いてトップに立てる程、俺の頭は良くない。
学年トップの三沢とは戦えていないのだ。
…言っておくが、俺の頭が悪いわけじゃない。
俺とて上から数えた方が早いレベルだ。
ただ、三沢の頭が良すぎるだけだ。
「今度はあんな風にはいかない。俺の妖怪たちが勝ってみせる。」
「俺だって代表にはなりたいんでな。勝たせてもらうぜ。」
それでも俺は、楽しんで勝ちたい。
そんな話をしている間に、隣同士の俺たちの部屋に着いた。
「明日は、楽しいデュエルをしよう。遊矢。」
「ああ。楽しんで勝たせてもらうぜ!」
お互いの部屋に入り、早速テーブルの上に【機械戦士】デッキを広げた。
三沢のデッキは豊富な特殊召喚を利用し、大型モンスターを出すテクニカルなデッキ。
…かつて行われた、寮の格上げデュエルにおいて万丈目は、三沢とデュエルするに当たって特殊召喚を抑制するトラップ《王宮の弾圧》を使ってデュエルを挑んだ。
だが、結果は、万丈目の負けだ。
それに王宮の弾圧は俺のデッキにも刺さる。
自分で自分にメタを張る奴はいない。
「…よし。」
やはりメタ等は張らず、大体いつものデッキ構成のままにすることにした。
俺はこいつらを、機械戦士を信じる。
「飯で
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ