−代表決定戦−
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side遊矢
今は錬金術の授業中。
相変わらず、何故錬金術がデュエルアカデミアの授業に入っているのか分からないが、これはこれでなかなか面白い。
特に闇のゲームについての授業とかは、闇のゲームが本当にあるって知ったので結構真剣に授業を聞いていた。
…まあ、やりたくはないな。
「それじゃ、今日のところはこれで終わりますニャー。」
錬金術担当であるオシリス・レッド寮の寮長、大徳寺先生の話が終わって今日の授業は終わりを告げた。
…そういや、あんまり大徳寺先生とは話さないな。
樺山先生とクロノス教諭とは話すんだが。
「あ。それとオベリスク・ブルーの黒崎遊矢くんと三沢大地くんは、後で校長室まで来るんだニャー。」
大徳寺先生はそう言って愛猫、ファラオと共に教室を出ていった。
俺と三沢が校長室?
…なんか変なことやったっけ…?
心当たりは無かった。
「なあ三沢。お前なんかやったか?」
「…心当たりはないな。案外君の方じゃないか?」
「有り得ない…と思う。」
てか思いたい。
大徳寺先生に言われた通り、俺と三沢は校長室へ向かっていた。
「あり?校長室ってどっちだっけ?」
「こっちだ。」
三沢に先導され、俺たちは校長室に着いた。
「鬼が出るか、蛇が出るか…失礼します。」
校長室の中には、鮫島校長。それにクロノス教諭がいた。
二人して嬉しそうであり、どうやら怒られるわけではないようだ。
「良く来たノーネ!ささ、こっちに来るノーネ!」
いつになくハイテンションですねクロノス教諭。
三沢と二人で何事かと顔を合わせて校長先生の机の前に立つ。
「さて、来てもらったのは他でもない。黒崎遊矢くん、三沢大地くん。」
鮫島校長が口を開く。
そういや、デュエルアカデミアのネットの動画サイトに鮫島校長の姿と声で
『粗挽き肉団子にしてやるぜ!!』
って言う動画があったなぁ…
どうにか思い出し笑いを抑え、鮫島校長の次の言葉を待つ。
「我がデュエルアカデミア本校の分校である、デュエルアカデミアノース校との友好デュエルが近いのは知っているね?」
「はい。」
少し前から噂になっている友好デュエルの話だ。
俺と三沢は亮から代表の座を奪うべく、筆記や実技試験をいつもの倍以上のモチベーションでテストに臨んだものの、学園一位はカイザーのままだった。
「ノース校の代表が一年生ということで、今年はこちらも一年生を、という話になってね。」
「それはつまり…」
「亮…いや、カイザーから一年生で推薦したい人はいるか、と聞いたら君たち二人の名前を出してね。」
亮…グッジョブ!
心の中でここに
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