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銀色の魔法少女
第二十二話 レイ・テスタロッサ
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 まずクリムのこと、クリムと一緒に安全に生活できる方法を探さねばならない。

 次にいずれはバレる正体をいつ明かすかということ、正直なところ、この口調も気に入りつつある遼だったが、バレた後もこの口調は恥ずかしい。

 三番目に管理局、仕方なかったとは言え、クロノの偽物を用意したり、フェイトに協力したのはまずかった。クリムのこともあるし、いずれ手配されるだろう。

 そして最後に、これから遼がやろうとしていることは、現代では不可能とされている最大の禁忌。

『シグルド! どういうことだ!』

 ちょうど彼女らの中央にクロノが映し出される。

(あらら、もうバレちゃった)
「なあに、ちょっとしたお節介じゃ、心配せずとも後で片方は返す」

『そういう問題じゃない! どうしてプレシアとアリシアの遺体を盗んだんだ!』

 皆が驚いて遼を見る。

 その中で、遼はただ静かに笑みを浮かべた。
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