第六話 殺し合い
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が繰り返す音が聞こえた。何をしているんだ、こいつは。俺は動いてないぞ……?
「グルウルルルウウゥ!」
「え? あれ、何だこれ?」
首を刎ねる一撃、足を跳ね飛ばす一撃、胴を切り裂く一撃。どれも当たれば命は無い攻撃だ。
首を刎ねる一撃は仰け反る形で避ける。バランスを崩した竜夜に足が狙われる。だが、その状況から後ろに倒れこむようにしてバックステップで避ける。仰向けに倒れこんだ俺に容赦ない胴への一撃。腕に力を入れ、相手の腕に蹴りを繰り出す。弾かれた腕は勢いのまま、関節とは違う逆方向へと折れ曲がった。
「ぐぉぉおおおお……!」
「体が、動く?」
俺の意思とは関係無いまま、体は動く。相手に向かって走り出し、止めの一撃。それを、止めた。
「グゥオオオオオオオオ!」
後ろから来た一撃を横に飛ぶようにして避けた。
「……もう一匹……」
同じような背格好の同じ奴がもう一匹、腕を広げその存在感をアピールしていた。
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