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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
二十七話:洞窟のスライムくん
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無いが、あとで探りは入れてみよう!
 『私』の態度を見た限り、そう不味いことにはならないだろうけど!

 内心の動揺を押し隠し、あくまで平静を装って、ベラに言います。

「わたしが、ぜんぶ、たおせればいいんですけど。フルートをとったひとが、すごくつよかったら、ひとりじゃダメかもしれませんから。このどうくつなら、そとよりは、さむくないし。ベラさんとモモにも、ためしに、たたかってもらいますけど。いいですか?」

 魔法が使えるのは知ってるけど、動きとかは、実際見てみないとわかんないとこあるからね!

 ベラが意気込んで答えます。

「もちろんよ!そのために、ついて来たんだから!剣は使えないし、杖で殴っても、ドーラほど強くはないけど。魔法が使えるし、攻撃を避けるのは得意だから!役に立って見せるわ!」

 おお、頼もしいね!
 力があっても怖じ気付くような性格だと、レベルやステータスに係わらず、戦いでは使えないからね!
 (まさ)に、適材適所!
 流石、ポワン様!!

「ニャ、ニャー!」

 モモが、なんか主張してます。
 ごめんね、後になっちゃったけど、忘れて無いよ!

「モモも、だいじょうぶなんですね?いままでは、おとうさんがたおしてくれてたし。ここまでは、わたしがたおしちゃったから、モモがたたかうのは、はじめてみますけど。むりは、しないでくださいね?」
「ニャー!」

 モモも、張り切ってますね!
 まだ子供とは言え、元は野生の魔物のはずだから、そんなに心配はしてないけど。
 それでも勿論、死なせるわけにはいかないから、慣れるまでは特に、気を付けて見ておくとしましょう!



 どちらもたぶん戦闘経験はあるということで、結論から言えば全く危なげ無く。
 今まで戦えなかった鬱憤でも晴らすかのように、生き生きと動き回るモモ。
 妖精らしく身軽に攻撃を躱し、杖で牽制して距離を取り、ギラの魔法で敵を倒すベラ。
 普段の天然ぶりがウソのような、きびきびとした動きです。
 考えるより動くほうが得意なんですね、ベラは!

 どちらも決定力に欠ける部分はあるので、基本は私が倒して、討ち漏らした分に(とど)めを刺してもらったり、ベラには補助に回ってもらったりするのが良さそうではありますが。
 ベラはともかく、モモに関しては、あんまりすることが無いと退屈しちゃうだろうからね。
 臨機応変にいきましょう!


 ということで、ひと通り二人の戦いぶりを見た後は私も普通に戦闘に参加して、適宜指示を出しつつ順当に敵を倒します。
 早々に子供ぶりっ子を放棄したおかげで、自然と私が指示を出す雰囲気にできたね!
 ベラも特に不満は無さそうだし、こんな感じで行こう!


 とか考えてるうちに、人が
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