第95話 赤き炎と赤き羽
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
・ナツ、ありがと・・・』
とゆう小さなマヤの声が聞こえたような気がした。
****************************************************************************************
マヤはそのまま気を失った。不死鳥の欲望も止まったみてぇだ。
ハ「さすがナツ!!」
フ「相変わらず無茶しすぎだ。」
ナ「へへっ!」
マヤを抱えてハッピーたちのところへ行こうとしたが、とても歩ける程じゃなかった。俺はマヤを抱えたまま、その場に両膝を地面に着く。そういえば、何でマヤ、ドレスなんか着てるんだ?その時、
ヤ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」
ナ&ハ&フ「!!!???」
ぶっ壊れたみてぇにいきなりヤマトが叫び出した。どうした?本当にぶっ壊れたのか?
ヤ「どいつもこいつも、俺の計画の邪魔ばかりしやがってっ!!!もう火炎石なんかどうなってもいいっ!!!俺に刃向かう者は全員消え失せろぉぉぉぉぉっ!!!」
はぁっ!?さっきまで言ってた事と話が全然違うじゃねぇかっ!!何勝手な事言ってんだあいつはっ!!やっぱ本当にぶっ壊れたなっ!!
ヤ「死滅の光線(デスガリスビーム)を浴びて消え失せろぉぉぉぉぉっ!!!」
ヤマトは両腕を額の上にのせると、ドス黒い光が今にも発射されるところだ・・・って、ここにいたら、俺もマヤも消えちまうじゃねぇかっ!!!
ハ「ナツ!!避けてぇぇぇぇぇーーー!!!」
俺はマヤを抱えて立ち上がろうとしたが、
ナ「ッ!!!」
魔力を使い過ぎたせいか、体に力が入らなかった。
ヤ「消え失せろっ!!火竜(サラマンダー)よっ!!死滅の光線ッ!!!」
ヤマトの手からドス黒い光が放たれる。
ハ「ナツゥゥゥゥゥッ!!!」
俺はマヤを体を抱き寄せぎゅっと目を固くつぶった。その時、ドォン!!とマヤを抱えたまま俺の体は誰かに突き飛ばされた。恐る恐る目を開けると、俺を突き飛ばしたのはさっきまで傷だらけで立ち上がれなかったはずのフレイだった。フレイは真っ直ぐ俺を見つめると、
フ『マヤを・・・頼んだ・・・』
頭の中でフレイの声が聞こえ、フレイが白い歯を見せて俺に笑った次の瞬間、ドドドガガガガガァァァァァァァァァァン!!!と死滅の光線がフレイに直撃し、フレイの姿はあっという間にドス黒い光に包まれて見えなくなった。
ハ「フレェェェェェェェェェェイ!!!」
俺は一瞬の出来事に目を見開く。言葉が出なくて、何が何だか理解出来なかった。光が消えると、そこには赤い羽根が落ちていた。フレイの羽だ・・・
ハ「そ、そんな・・・フ、フレ、イが・・・死んじゃった・・・」
ハ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ