暁 〜小説投稿サイト〜
Sword Art Online -Story Thirty years from now-
第一部〜出会い〜
Episode2
〜チュートリアル〜
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、リンゴーン
大きな鐘の音が聞こえ、俺たちの身体は身体は青白く輝き、最初にログインした『はじまりの街』の中央広場へと飛ばされ、俺は困惑していた。「これは、どういうことだ?強制テレポート?」
そして横では、さっき会話をしていた少女剣士も同じように困惑しているようであり、「なんで?どうなってるの?」
「上を見ろ!」誰かの叫び声が聞こえ、俺は空を見上げた。
赤い空に『Warning』『System Announcement』という文字が見える。
その空から白い霧が現れ、小さな少女の姿を象っていく。
「おねぇちゃん?」となりの少女剣士は小さく呟いた・・・
『プレイヤーのみなさん、私たちの世界へようこそ』
「え?」「私たち?」と俺たちは同時に呟いた。
『私の名前はメンタルヘルス・カウンセリング・プログラム001≪Yui≫です。今このナイトメアサーバーをコントロールしているGMの一人です』
「ユイ」Yuiと言えば、SAO内においてキリトとアスナの娘として存在していたAIの名前だよな?
「やっぱりお姉ちゃん・・・」少女剣士は小さく呟いていた。
『プレイヤーのみなさんはすでにこのゲームから魔法や蘇生アイテム・蘇生手段が削除されていることは知っていることと思います。しかしそれはゲームの不具合ではなく≪ソードアート・オンライン-ナイトメアサーバー-≫本来の使用です』
『皆様は今後、このサーバーで死亡した際にはこのサーバーに再入場することは許可されません。またPKによる死亡も同様です。』
『死亡が確認され次第、ナイトメアサーバーが機種およびID形式を認識し、入場禁止処分を受けることとなります。基本ベースは初代ソードアート・オンラインに乗っ取った内容であり、すでに無茶なLv上げを行うプレイヤーの中から128名のプレイヤーがソードアート・オンライン ナイトメアサーバー アインクラッドから永久退場しています。』
『しかし充分に留意してください。皆様にとってナイトメアサーバーはすでにただのゲームではなく、もう一つの現実というべきものです。』
「なるほど、最初のSAOを再現しているわけか・・・」
「みたいだね。」とお互いに会話をし、確認を行う。
『このゲームの攻略方法はただ一つ。第百層にいるゲームマスターであるパパを倒すことです。』
『以上でソードアートオンライン-ナイトメアサーバー-正式サーバーのチュートリアルを終了します。プレイヤー皆様の検討を祈ります。』最後の一言が残響を引きユイは消え去った。
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