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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第03話
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……。
「……ちょっと、見てみるか」
変な好奇心に負け、俊吾は廊下に向かう。
廊下に出ると、廊下は非常口の案内の照明しかなく、暗かった。
「おお、暗い学校ってのもの中々面白いな。印象が全然違うし」
だが、おかしなことな事があった。
警備の人ならば、懐中電灯の光が見えてもおかしくないはず。ここはT字路になっていて見晴らしがいいから余計に、だ。それに不可思議なことがもう一つ。
今思い出したけど、この学校警備員いないや。
防犯セキュリティーで全てをまかなっているらしい。しかも、死角がないと聞く。
じゃあ、さっきの足音は?
幽霊、はたまた、侵入者か……。侵入者だったら、かなりの手練だろう。セキュリティーを抜けてきているんだ。
警戒しなければならない。
と思ったが、さっさと保健室戻って鍵締めれば問題ないやん。学園側に被害出ても俺は知らない、うん知らない。ってな訳で、戻ろう。
俊吾は保健室に戻ろうと振り返ると、首に何か当てられた。しかも、ヒヤリとしている。おそらく、刃物の部類か……。完全に後ろを取られてしまった。ISを展開するのも良いが、相手がかなりの強者だと展開する前に首をサクッとやられてしまう。ここは大人しくしよう。
「……随分、落ち着いてるのね」
女性の声だった。ここは、返事をするべきか、黙るべきか……。よし、黙ろう。
「……さて」
首に当てられている物が強く押し当てられる。
「あなたは、何者?こんなところで何してるの?」
……ん?何か、おかしいような……。俺が侵入者だと思われてる……?どう言えば、勘違いが解ける?
どうやって、誤解を解こうかと考えてると後ろから話しかけられた。
「強情ね……私は、今あなたを直ぐに殺すことも出来るのよ?」
何て言おうか考えているのが黙秘していると思われたようだ。
やべぇ、本格的にまずいかもしれない。どうする?マジでどうする……?
「それでも黙秘、ね。随分仲間思いなのね……?」
うわぁ、まずいまずい!早く何か言わないと本当に殺されるかもしれない!
「いや、あの…………っ!」
首筋に当てられていたものが喉仏に当てられた。話すなと言っているらしい。
これは、死ぬの覚悟でISを展開したほうがいいかもしれない。
俊吾がISを展開しようと意識を向ける。が、展開できない。
「残念。あなたのISは展開できないわよ?」
そう言って、首筋に当てている物を持っている反対の手で五方星のペンダントを見せた。
やられた……。今まで話さなかったせいで時間を与えてしまったようだ。完全に万事休す。
俊吾が諦めムードを出すと、笑い声が聞こえた。
「あははは!ごめんごめん。そんなこれから死ぬなんて雰囲気出さないで
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