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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第03話
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と書いてあった。いわば、中〜上級者向けの回避方法だ。
だけど、今の状況じゃそんなことは言ってられない。次、一夏が攻めてきたときが勝負時だ。
そう思い、俊吾はスナイパーライフルをコール。残弾を確認。残り5発、予備マガジン4つ。
痺れを切らせ、一夏が突進してくる。それを完全に見越していた俊吾は、ライフルの弾を撃ち込む。だが、直ぐに弾切れを起こす。俊吾がリロードを行う。
そこを狙い、一夏が瞬間加速を使う。
―――来た!
瞬間加速は直線的な加速。いわば、銃の銃弾そのもの。回避は容易い。しかも、タイミングと速さにも慣れた。
俊吾も一夏に突進する。会場の誰しもが、勝負が決まったと思った。
だが、俊吾は一夏が攻撃をする前、時間にして0、2秒の間を狙い、体をできる限り捻り、下に急降下した。
一瞬、ISが自分の体かのように思われた。
その回避は結果的に、一夏の下に潜り込む形になった。一夏の目からは突如消えたかのように見えただろう。
俊吾もただ事では済まなかった。今の回避でシールドエネルギー残量は100を切った。完全に一夏の攻撃を避けきれなかった。
完全にすれ違ってから、即座に反転。ライフルを連射する。
的を失った、一夏はバランスを崩している。そこにライフル銃の銃弾が決まっていく。
撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ。
五発で弾切れを起こすが、即座にマガジンを空中にコール。ライフル銃に付いているマガジンを外し、銃を縦に振る。振り抜かれた銃には新しいマガジンが装填されている。
クイックリロード。
空中にあるマガジンを銃のマガジンをセットする部分に振り抜いて装填する。俊吾オリジナルのリロード法だ。
それを駆使し、スナイパーライフルの弾を使い切る。
そして、牽制用のダガーナイフを一夏に投げ距離を取る。
次にコールするは、サブマシンガン。一夏に銃弾の雨を浴びせる。だが、一夏も銃弾の雨をものともせず特攻してくる。だが、俊吾はクロス・グリットターンを駆使し一定の距離を取る。その距離で銃弾を浴びせる。弾が切れるとクイックリロードを駆使する。
次にアサルトライフルをコールしようとするが、中々コールできない。イメージが固まらないのだ。疲れが蓄積され、そのような状況に陥っていた。
俊吾は完全に無防備であった。
一夏は、チャンスと思いワンオフアビリティーの『零落百夜』を使用し、突っ込んでくる。俊吾もそれに気づくが、時すでに遅し。勝敗が決した。
―――勝者 織斑一夏
俊吾の初試合は黒星となった。
◇ ◆ ◇ ◆
「…………負けた?」
ブザー音とアナウンス、歓声が聞こえる。それが試合が終わったことを示していた。
負け……た…………?あれ、考え
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