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少年は旅行をするようです
少年は加速するようです Round1
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〜8秒ってところか。凄いなこれ!っと、オウカ。俺にも撃ってくれ。」

『はい?』


スッ、とこちらに腕を向けるのを確認し、再び技名をコール。ビームが着弾し・・・・・・。


「うむ、動けん!!」

「シュウも対象になるのね、この技。」

「と言う事は捨て身で押さえつける方向は却下か……。流石にそこまで甘くは無いか。」


と、そこで気付いたのだが、俺とノワールの減ったHPに2倍ほども差がある事に気が付く。

青系よりも防御力が高い・・・と言う事は、メタルカラーになるのか?

それとも光線系の攻撃にだけ強いとか?


「ノワール、ちょっと防御力検証したいんだけど。っと、もう動ける。

俺の方は効果時間3〜4秒って所なのか。」

「了解。それじゃあ……≪ライトニング・サークル≫!!」
ババババババババババババババ!!!


ノワールが俺に近づき必殺技をコールすると、背中の槍が俺の周りに円を描くように降り、中に雷が発生する。


「「あばばっばばばばばばばばばばばば!」」

……


「かふぅ〜………。」

「ケホッ、ケホッ。け、結構効くわね。」

『大丈夫か、主。』


ノワールの必殺――恐らく硬直状態・近距離用の必殺なのだろう。

ゲージ消費10%の割に、HPが一気に25%も持って行かれた。

対するノワールは・・・・既にHPが半分強しか残っていない。俺の必殺が10%、ノワールの必殺で35%。


「いくら軽装甲っぽいとは言っても、青系が防御力低い筈ないしな。………あ、まさか。」

「どうしたの?」

「ノワール、オウカに攻撃してくれるか?」

『えぇっ!?あ、主の命令とあれば……我慢します。』


まぁ、多分だと思うんだが。


「え、えっと………えい。」
バチン!
『あぅっ!!』


ノワールのデコピンで、オウカはクルクルと吹っ飛んでしまう。

慌てて抱き止め、HPバーを見ると・・・・なんと5%も減っている。手加減したデコピンで、5%。


「な、成程。だから本体の防御力が高めに設定されてるのか。もしくはHPが多いのか。」

「必殺技が当たろうものなら、全部吹っ飛ぶわね。」

『め、面目ないです、主……。』

「いやいや、まだLv1だからな。とりあえずレベル上げれば何とかなるだろう。」


そう言うゲームだし・・・・って、そうだ!"シールド"があるじゃないか!!


「≪シールド≫!」

『そっか!えいっ。』
パァァァァ―――


俺とオウカそれぞれを緑色のオーラが包み、HPバーの下に盾のマークが現れる。


『さぁ来なさい!』

「え?え、ええ。それじゃあ……
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