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MASTER GEAR 〜転生すると伝説のエースパイロット!?〜
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ファムが教室に入ると、二人の姿をいち早く見つけたリヴァーレが声をかける。
「よう。ハジメ、ファム先輩、久しぶり。……えっと、今日で何回目の登校だっけ?」
「転入した日を含めたら今日で六回目だね?」
リヴァーレの質問にハジメは苦笑を浮かべて答える。
六回。それはハジメがソヴァール・イコールに入学してから今日までに彼が登校した回数だった。
ハジメが学生兼軍人という何かと忙しい立場となっても、そんなのは相手にとっては知ったことではない。ゴーレムは規模の大小はあるものの世界各地で現れ、そしてゴーレムが現れてはハジメは「イレブン・ブレット少将」となってゴーレム撃退のために世界各地を飛び回り、気がつけば一ヶ月の登校回数六回という状態になったのだ。
「ハジメも大変だな。それで? 今回はどこで軍の作戦に参加したんだ?」
「それは……」
ハジメが前回ゴーレムと戦った地域を話すと、それを聞いたリヴァーレが目を丸くして驚く。
「はあっ!? 惑星の反対側じゃねぇか? ……なんて言うか本当に大変だな。でもさ、今からそんなに軍の作戦に参加しているんだったら、卒業後はいきなり中尉か大尉になれるんじゃないか? いや、上手くしたら左官待遇かも……」
「ははっ。そんなまさか……」
もうすでに現役の軍人で少将なのだが、それを言うわけにはいかないハジメは笑って誤魔化した。
「そうか? ハジメだったらそれぐらいはいけると思うんだが?」
「うんうん。リヴァーレさん、貴方今いいことを言いましたよ。そうです。ハジメさんだったらそれぐらい当然です。ってゆーか? 将来私の旦那様になるんでしたら、それぐらいなってもらわないと困るってゆーか……」
「はいはい。冗談はそこまでにして、それよりリヴァーレ、『おみやげ』持ってきたよ」
リヴァーレの言葉に賛同するファムに最後まで言わさず、ハジメは鞄から出した数枚の写真をリヴァーレに渡す。
「おおおっ!? これは!? ハジメ、ありがとな!」
ハジメから写真を受け取ったリヴァーレは食い入るように写真を見る。写真にはゴーレムと戦う軍のアンダーギアの姿が写っていた。これらはハジメが作戦時に撮影をして、ファム達が「見せても問題はない」と判断したもので、ロボットマニアのリヴァーレにとってはこれ以上ないおみやげであった。
「………そういやハジメ? お前、例の謎の機体の噂を聞いたか? ほら、お前が転入してきた日に俺が聞いたあの機体だよ。覚えてるよな?」
しばらく写真を見つめていたリヴァーレが、写真から顔をあげてハジメに声をかける。ハジメはリヴァーレが言っているのが自分の愛機サイクロプスであることにすぐに気づくと小さく頷く。
「ああ、覚えてるよ」
「
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