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MASTER GEAR 〜転生すると伝説のエースパイロット!?〜
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「つ、疲れた……」
ソヴァール・イコールに入学して最初の授業を終えたハジメは、学生寮の自室で椅子に座りながら力なく呟いた。椅子に座るハジメは疲れきった様子で、少しでも気を抜けばそのまま眠ってしまいそうに見えた。
「軍の仕事って、敵と戦うだけじゃなかったんだな……。報告書なんて初めて書いたよ……」
ハジメはつい先程終わったばかりの作業の大変さに思わずぼやいた。その作業とは、先日のゴーレムとの戦闘の報告書を作成して提出するという作戦の後処理だった。
戦闘の詳細な情報を報告書にまとめるという作業は、ほんの数日前までただの学生だったハジメにとって全くの初体験の上、ハジメの周囲の状況は非常に複雑であったため報告書の作成は困難を極めた。
まさか馬鹿正直に、
『最初は安全な距離からゴーレムを狙撃していたが、途中から上層部の命令でゴーレムに反撃される距離まで近づいた。ゴーレムに近づいた後は十秒くらいでゴーレムを全滅させたが、自分より先に来ていたロックバード部隊は全く活躍していなかった』
と書けるはずがなく、コロネル大佐のアドバイスのもとでもっともらしい理由をつけた報告書を作成したが、その頃には時刻は午前零時を回って日付が変わっていた。
「お腹……空いたな……」
「は〜い。お待たせしました。お夜食の時間ですよ♪」
「え? ファムさん?」
ハジメが自分の腹に手を当てて呟くと、まるで彼の言葉を待っていたかのようにファムが手に皿を持ってブリッジにやって来た。皿には大きめのサンドイッチが乗ってあり、恐らくはハジメのためにファムが作った手料理なのだろう。
「お口にあうか分かりませんが、どうぞ食べてください」
「あ、ありがとうございます」
絶妙のタイミングで差し出された夜食を思わず夢中になって食べるハジメ。そんな彼をファムは、我が子の食事を見守る母親のような瞳で見つめる。
「美味しいですか?」
「はい、美味しいです。ファムさん、本当にありがとうございます」
「いえいえ、これくらいなんでもないですよ。それよりも明日も学校があるんですから、それを食べたら早めに休んでくださいね」
夜食を食べながら簡単な話をするハジメとファム。この時ファムの尻尾が小さく嬉しそうに揺れていたのだが、ハジメも彼女本人もその事に気づいていなかった。
「……以上でハジメさんの学園生活初日は無事終わりました」
食事を終えてハジメが眠ったのを確認したファムは、自室に備え付けられた秘匿回線を用いた通信装置に今日の出来事を報告していた。
『そうか。報告ご苦労だった。ルナール少尉』
通信装置のモニターに映るコロネル大佐はファムの報告に小さく頷く。
『それで? イレブ
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