魔法先生ネギま!
0338話
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、フィオナの方へと近寄っていく俺。
「どうやらあの3人の身内のようだけど」
「ああ。時流エンジンと言われる画期的な動力を開発したフェル・グレーデン博士の葬儀だ。もっとも、学会では笑いものになっていたがな」
「時流エンジン?」
「……このまま見ていけばいずれ分かるさ」
場面転換。
目の前にいるのは深緑の髪をした1人の男。世界への反逆をした俺の親友。
「ヴィンデル」
「……知り合いか?」
「友達……いや、親友だよ」
エヴァの言葉にそう返し場面転換。目の前には脳みその浮かんでいるシリンダー。
「キャアアアアアッッ!」
それを見た瞬間、神楽坂の悲鳴が聞こえ、多かれ少なかれ他の皆も動揺しているのか声すらも出ない。
その目の前で俺がスライムを展開し、特脳研の所長から情報を引き出していく。
インスペクターの遺産、念動力の研究、実験体。
「インスペクターって……何?」
「地球を一度占領した宇宙人だ。結局は負けて追い出されたがな」
「やっぱり。今私達が見ている光景は異世界、ないしは未来のものですね?」
朝倉の質問に答えた所で綾瀬がそう尋ねてくる。早いな。この場にいる中で俺の事を知らない中では一番最初に答えに辿り着いたか。
「……」
俺が無言で答えている間にも、事態は進展していく。俺がスライムを使って所長を吸収したのだ。
「うっ、幾ら何でも酷すぎない?」
この頃になると、殆ど言葉を発しているのはネギパーティの面々ばかりとなっていた。たまにエヴァが呟く事もあるが、あやか、千鶴、円、美砂はただ黙って目の前の光景を見つめている。それが例えば現在所長に行われているような半ば拷問のようなものだとしてもだ。
そしてスライムを使い、脳みそを吸収し……その場へと踞る。
「あれって、確か修学旅行の時にも……」
神楽坂がボソッと呟く。俺がリョウメンスクナノカミの頭部を吸収した時の事を言っているのだろう。
場面転換。
士官学校を卒業し、北米の基地へと着任する俺。そんな俺を出迎えるヴィンデル。話しているとそこに現れる運命の女、レモン。
「うわっ、美人!」
「本当に綺麗な人ですねぇ」
「アクセル君も見惚れているみたいよ、ほら」
朝倉とネギの言葉を聞きながら、俺の従者達4人がジト目でこちらを見ているような視線を感じる。……光球だからあくまでも感じているだけだが。
場面転換。
シャドウミラーとしての活動を続けていて次第に見えてくる軍上層部の腐敗、あるいは政府の腐敗。そんな中、時流エンジンの開発者の1人であるロム・モントーヤ博士の事故死がその息子のラージから知らされる。
「あの人達、ちょっと前に葬式であった人よね」
「ああ。ラウル、フィオナ、
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